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伏見工業の山口良治元監督が死去。花園優勝4回の名将

2026.05.30

第104回全国高校大会で京都工学院の試合を見つめる山口良治氏(撮影:早浪章弘)

 伏見工業(現・京都工学院)の元監督で、テレビドラマ「スクール☆ウォーズ」のモデルにもなった山口良治氏が、5月29日の朝に死去した。83歳だった。

 山口氏は1943年、福井県生まれ。中学時代は野球に熱中していたが、進学した若狭農林高校でラグビーを始めた。その後、日体大を卒業して岐阜県で教員生活をスタートし、京都市教育委員会へ転任。1975年に体育教師として伏見工業に赴任し、ラグビー部の監督に就任した。

 その間にはFLとして日本代表にも選出され、1967年のNZ大学選抜戦でデビュー。1973年のイングランドU23代表戦までに13キャップを獲得している。

 伏見工業の監督としては情熱あふれる指導で無名だったチームを鍛え上げ、1979年度の花園で初出場。元日本代表の故・平尾誠二氏や元高校日本代表監督の高崎利明氏らを擁した翌1980年に初優勝を果たした。当時荒れていた学校を熱血指導で立て直し、ラグビー部を日本一に導いたストーリーは、「スクール☆ウォーズ」としてテレビドラマ化され、1984年から1985年にかけて一大ブームを巻き起こした。

 その後、1992年度に2度目の全国制覇を達成。総監督に退いた後も教え子である高崎監督をサポートし、2000年度、2005年度の花園で日本一を成し遂げている。

 指導者として輝かしい実績を収めるだけでなく、平尾氏を筆頭に数々の人材を各界に輩出。日本ラグビーに多大な功績を残した人物だった。

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