リーグワンディビジョン2の九州電力キューデンヴォルテクスは4月13日、WTB山田章仁が今季限りでチームを退団することを発表した。
現在40歳の山田は、福岡県の小倉高校から慶大へと進み、ホンダヒートやパナソニックワイルドナイツ、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安などでプレー。パナソニック在籍時の2012-13シーズンに20トライを挙げて最多トライゲッターに輝き、2013-14、2104-15シーズンは2季連続でプレーオフトーナメントMVPに輝いた。
海外での経験も豊富で、スーパーラグビーのフォースやサンウルブズ、フランスTOP14のリヨン、アメリカMLRのシアトルなどでもプレー。その後、2022-23シーズンに地元九州のラグビーを盛り上げたいとの思いから、キューデンヴォルテクスに加入した。
日本代表には2013年11月15日のロシア戦でデビューを果たし、以降エディー・ジョーンズHC率いるチームのフィニッシャーに定着。2015年のW杯イングランド大会では南アフリカ代表を破ったプールマッチ初戦に出場したほか、サモア戦では体をターンさせて相手タックラーをかわした“忍者トライ”でも話題となった。
40歳を迎えた現在もたゆまぬ努力でコンディションを維持し、今季はここまで5試合に出場して366分プレー。3トライをマークしてトップリーグ、リーグワンの通算トライ数を108に伸ばし、小野澤宏時氏の持つ歴代最多記録の109にあと1本と迫っている。
発表に際し、山田はプレスリリースを通して「日本人プロ制度が出来上がってない時期であったにも関わらず、当時の赤間監督をはじめ、関係者 の皆様の多大なるサポートもあり、九州でのラグビー生活をスタートさせることができました。その後、ラグビーは単なるスポーツではなく、家族、仲間、ファンの皆様と時間を共有するための大事なものに なり、すべての瞬間が、私にとっては忘れられない思い出となりました。 最高の思い出を作ってくださった皆様に感謝申し上げます」とコメントを発表した。
