■第27回全国高校選抜大会 準々決勝・3月28日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【東海大大阪仰星 14-7 大阪桐蔭】
埼玉県の熊谷ラグビー場で開催されている第27回全国高校選抜大会は、3月28日に準々決勝がおこなわれた。
大阪の強豪が相まみえた第4試合は東海大大阪仰星が大阪桐蔭を14-7の僅差で撃破。7-18で敗れた近畿大会でのリベンジを果たすと同時に、準決勝進出を決めた。
どちらのペースとも言えない拮抗した展開が序盤から続いた。
攻守で体を激しくぶつけ合うタイトなゲームを先に動かしたのは東海大大阪仰星。前半9分、敵陣でのラインアウトを起点に攻め立て、最後はFWリーダーのFL米谷翔馬が押し込み、7点を先行する。
対する大阪桐蔭もすぐさま反撃。こちらも敵陣深くでのラインアウトからモールで中央へと大きく前進する。右のスペースでボールを受けた、FB吉川大惺が個人技で突破を図りコーナー付近に飛び込んで5-7。さらに自身で難しい角度のコンバージョンキックも成功させ、スコアを振り出しに戻した。
その後はお互いにエラーがありながらも、懸命に体を張って最後の一線だけは割らせない。
しかしロスタイム、東海大大阪仰星がまたも相手陣内でのラインアウトをきっかけにチャンスをつくる。モールで10メートルほど前進したあと、ゴール前中央でFWが奮闘。15フェーズ以上のアタックを実らせ、LO延與智裕が押し込み14-7と勝ち越しに成功した。
実力伯仲の両チームは後半に入っても、手に汗に握る熱戦を繰り広げた。
6分に東海大大阪仰星が自陣ゴール前のピンチを米谷のスティールでしのげば、15分には大阪桐蔭の吉川がトライラインドロップアウトで約60メートルも陣地を取り戻すなど、お互いに譲らない。
最後の勝負どころは28分。東海大大阪仰星が敵陣22メートル線内のラインアウトを起点にアタックを仕掛ける。前半ロスタイム同様、トライラインを目の前にしてFWがじりじりと前進。ここでも20近いフェーズを重ねたが、今回は大阪桐蔭ディフェンスの粘り勝ち。SH佐治駿が鮮やかにスティールを決めて窮地を脱した。
同点、あるいは逆転に向けて攻めるしかない大阪桐蔭は、このペナルティで得たアドバンテージを生かし自陣からボールを回すも、紺の壁は厚い。逆に反則の笛を吹かれ、ノーサイド。結果が引っくり返ってもおかしくない好勝負だったが、要所でのラインアウトでのミスが響いた。
一方、接戦をものにした東海大大阪仰星の湯浅大智監督は、「(ディフェンスを)積み重ねてきて、それがしっかり出た」と一定の手応えを得た様子。2大会ぶりとなる準決勝では、ファイナル進出をかけて東福岡との一戦に挑む。
