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【全国高校選抜大会・準々決勝】佐賀工と國學院栃木の「因縁のバトル」は佐賀工が制す。4大会ぶりの4強入り。

2026.03.28

モールの核となった佐賀工LO本田隆成(撮影:福地和男)

■第27回全国高校選抜大会 準々決勝・3月28日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【佐賀工 33-24 國學院栃木】

 もはや「春の風物詩」といえる國學院栃木と佐賀工の一戦。全国高校選抜大会で5年連続の対戦(過去4戦は2勝2敗)となった準々決勝第1試合は、33-24で佐賀工が制した。

 先制トライは佐賀工。立ち上がりは國栃に自陣への侵入を許すも、LO北村賢斗、WTB岡田拓らのタックルでこれを凌ぐ。攻勢に転じた11分、ゴール前でのマイボールラインアウトの機会を得て、モールを押し込んだ。

 その後も國栃のハイパントや用意されたアタックに苦しんだが、ゴールライン際でピンチを防いだ。20分には相手のパスミスを裏へのキックなどで一気に運び、最後はWTB岡田が走り切った。14-0とリードを広げた。

 國栃の反撃は22分。敵陣10メートルライン付近のアタックからWTB森尾賢人がゲインを勝ち取り、FB白谷怜大がトライラインを越える。
 しかし、27分にはスクラムでPKを得た佐賀工が再びモールを押し切り、21-7とした。

 前半終了間際にPGを許し、21-10で迎えた後半も、佐賀工はディフェンスとモールを軸に攻略した。4分には敵陣でスティールに成功、モールで追加点を挙げた(26-10)。

 以降は國栃の猛攻に遭ったが、FL石川樟樹らが身を挺して守り、相手のノットグラウンディングを2度誘った。
 FB座本歩人の50:22キックで好機を得た16分にはまたしてもモールでトライを奪う。33-10とリードを広げた。

 終盤に追い上げた國栃はようやくBKが繋がり、21分にはWTB伊東柊頼が自陣から突破、FB白谷が2トライ目を挙げ、29分にはCTB永井暖土のラインブレイクからSO橋本健吾がトライ。33-24と9点差まで詰めたが、反撃はここまでだった。

 勝利した佐賀工の枝吉巨樹監督は、「もう少し失点を抑えたかったのですが…國栃さん、強かったです。吉岡(肇)先生から『来年もやろうね』と言っていただきました」と相手を称え、「抜かれてもいいから前に出てプレッシャーをかけようと話していて、そこはやり切ってくれた」と語った。

 4大会ぶりに準決勝進出を果たしたが、2022年の23回大会はコロナにより準決勝を辞退している。「(桐蔭学園と京都工学院の)どちらが勝ち上がっても僕らはチャレンジャー。最後までやり切りたい」と意気込んだ。

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