ラグビーリパブリック

「戦い方自体は、間違っていない」。ブルーレヴズ奥村翔、信じた道を進む。

2026.03.14

奥村翔[静岡BR/SO](©︎JRLO)

 ここまで4連敗中。それでも毅然としていた。静岡ブルーレヴズの奥村翔は言う。

「戦い方自体は、間違っていない」

 3月1日。本拠地のヤマハスタジアムでジャパンラグビーリーグワンの第10節に挑み、東京サントリーサンゴリアスに24-57で屈した。

 他の試合結果を踏まえ、第11節を前に12チーム中7位となった。昨季レギュラーシーズン4強入りも昨今は苦しんでいるが、藤井雄一郎監督のもと大胆に展開する方針に疑いはない。

 サンゴリアス戦では接点からの球出しがわずかに遅れたり、大胆に繋ぐためのパスがわずかに逸れたりして足踏みしたような。裏を返せば、課題は個人の意識や当該選手間の連係に限られる。

 つまり戦術や方針に誤りはない。奥村はそう言いたげだ。

「(打開策は)イージーミスに厳しくなることですね。(トレーニングで)ゲームをイメージしてやろうと言ってきましたが、練習からふわっとする雰囲気があったのでそこを直していきたいです…」

 件のセリフはこの流れで発した。

「…戦い方自体は、間違っていない」
 
 勢いよく攻め続けられる時とやや停滞してしまう時との差異については、「ブレイクダウン(攻めの起点)の球出しの速さに違いがあります。(先手を打って)前でアタックすれば、うちの強いプレーヤーがゲインできる。逆に、そのテンポが作れないと苦しい展開になります」。球を大切にする意識を高めることで、波状攻撃を復権させたい。

 最近は怪我人の発生が相次ぎ、この午後のスコッドには抜擢組が多数いた。この人員の入れ替わりへも、奥村は言い訳を口にしない。もともと後衛のWTB、FBとして走力に定評も、いまは司令塔のSOを担う。生来の万能性で、クラブのタフな台所事情を救う。

 ヤマハ株式会社から出向の社員選手としても、力強く発する。

「仕事、あります。バリバリ仕事します」

 14日には東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で、現在5位のリコーブラックラムズ東京にぶつかる。プレーオフに進める6傑入りへ緊張感を高める。

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