■リーグワンD1第7節
・3月7日@秩父宮ラグビー場(東京)
【相模原DB 34-15 東京SG】
今週のリーグワンはディビジョン1がバイウィーク。そうした中、2月8日の第7節が降雪の影響で中止・延期となった東京サントリーサンゴリアス-三菱重工相模原ダイナボアーズの一戦が、3月7日に秩父宮ラグビー場でおこなわれた。
1か月前とはうって変わって穏やかな春の陽気の中でキックオフを迎えたこの試合。前半ペースを握ったのは風下のダイナボアーズだった。
まずは開始2分、キックレシーブからテンポよくフェーズを重ねて相手防御を揺さぶり、ラックサイドを抜け出したSO三宅駿が約40メートルを走り切って先制トライを挙げる。自陣22メートル線内でのディフェンス機会を凌いで迎えた17分にはSHブラッド・ウェバーの巧みな球さばきでペナルティを誘い、三宅がPGで3点を加えた。
攻め込みながらスコアにつなげられないシーンが続いていたサンゴリアスが得点を刻んだのは24分だ。左コーナーのラインアウトを起点に強いランナーを縦に当て続けてトライラインに迫り、この日がリーグワンデビュー戦のCTBギデオン・ランプリングがギャップを抜けて左中間に押さえる(5-10)。
しかしダイナボアーズはここからさらに一段ギアを上げて対抗。体重137キロのPRピーター・ショルツを軸にスクラムで再三圧力をかけてチャンスを作ると、32分に中盤の連続展開から右タッチライン際を崩してSO三宅がトライゾーンへ駆け抜ける。
さらに41分にはスクラムでペナルティを得るや左タッチへ蹴り出し、ラインアウトからFWが近場を前進。相手防御のギャップを逃さず仕留めて三宅が3本目となるトライをマークし、22-5とリードを広げてハーフタイムを迎えた。
サイドが入れ替わった後半はサンゴリアスが攻勢に転じる。スタートから4人の選手を入れ替えて勢いを生み出すと、相手の反則に乗じてレッドゾーンへ。10分に左コーナーのラインアウトからテンポよくラックを連取し、WTB尾﨑晟也が右中間へ飛び込んだ。
その後もサンゴリアスが相手陣で優勢にゲームを進め、18分にはゴール前での反則の繰り返しによりダイナボアーズにイエローカードが提示される。流れが変わるかと思われた場面だったが、この日のダイナボアーズはここで踏みとどまれる強さがあった。
ゴールラインを背負ってのディフェンスで厳しく体を当て続けて最後の一線を死守すると、ボール奪取から大きく切り返して一気に相手陣へ。そして25分、右コーナーのラインアウトからモールを押し切ってHO李承爀がグラウンディングする(27-10)。
サンゴリアスもあきらめず懸命に攻め続け、34分に得意のスピーディーな連続展開からFBケイレブ・トラスクのトライで12点差に詰め寄ったが、そこからのもう一歩がなかなか縮まらない。最後は自陣ゴール前で強引に攻めたところでダイナボアーズがターンオーバーに成功。切り返しのアタックでCTBルカニョ・アムがトライを加えて、34-15でのフルタイムとなった。
攻守に引き締まった内容で上位につけるサンゴリアスに快勝し、ダイナボアーズのグレン・ディレーニーHCは試合後の記者会見で「ハードワークし続けるという我々のDNAを見せられた。前半は今シーズン一番のパフォーマンスだった」とコメント。
一方、サンゴリアスの小野晃征HCは「ここ数戦いい試合ができていたので、『今週もやれるだろう』というのがあったかもしれない。マインドセットの部分でしっかりとリセットできなかったのは自分の責任」と反省を口にした。
