■リーグワンD1第10節
・2月28日@熊谷スポーツ文化公園(埼玉)
【埼玉WK 66-19 三重H】
開幕8連勝から今季初黒星を喫した翌週のゲーム。この試合が持つ意味は、埼玉パナソニックワイルドナイツの誰もが深く理解していたはずだ。その大切な一戦で、青のジャージーをまとった選手たちは自分たちの力を余すことなく発揮して三重ホンダヒートを圧倒した。
熊谷名物の強い風がグラウンドを縦方向に吹き抜ける中で迎えたキックオフ。立ち上がりの7分あまりは風下のヒートが相手陣の22メートル線内で攻める機会を作ったが、ホストのワイルドナイツは看板の堅守でがっちりと受け止め、堂々と守り切る。そしてボールを取り返し、切り返しのアタックで相手陣に攻め込むと、そこから一気にたたみかけて勢いに乗った。
まずは11分、キックレシーブを起点に大きくゲインしてゴールラインに迫ると、ラックサイドの穴をSH小山大輝が逃さず突いて先制のトライをマークする。続く14分にはいい位置でのラインアウトからテンポよく順目にラックを連取し、WTB竹山晃暉がフィニッシュ。さらにその2分後にも7試合ぶりの復帰となったCTBディラン・ライリーの鋭いラインブレイクからFLラクラン・ボーシェーが左中間に飛び込み、21-0と一気にスコアを拡大する。
ヒートもここで反撃に転じ、27分にゴール前のマイボールスクラムからBKのサインプレーでCTB ダーウィッド・ケラーマンがトライを奪取。7点を返したが、ワイルドナイツの勢いは止まらない。
34分、キックカウンターを起点にレッドゾーンへ侵入し、右外でパスを受けたCTBディラン・ライリーが仕留めると、39分には右コーナーのラインアウトからサインプレーでショートサイドを攻めてボーシェーがトライ。35ー7とワイルドナイツが大きく先行して前半を折り返した。
後半も先にスコアを刻んだのはワイルドナイツだ。開始早々に相手陣22メートル線内に攻め入ると、オフロードから抜け出したFLベン・ガンターがパワーで左中間にねじ込む。その直後、入替で入ったばかりのFLパブロ・マテーラのトライでヒートが7点を返したが、ワイルドナイツはすかさず引き締め直して7分にNO8ジャック・コーネルセンがポスト右へ駆け抜けた。
さらに20分、ゴール前でフリーキックを得るやクイックタップですぐに仕掛け、途中出場のPRリサラ・フィナウがグラウンディング。32分には5メートルスクラムからFWが近場勝負を挑み、ふたたびガンターが力でトライラインを越える。
ヒートも36分にFBレメキ ロマノラヴァのクリーンブレイクからSO北原璃久がトライを返したが、それが精一杯。終了間際にPGで3点を加えたワイルドナイツが、最終スコアを66-19まで伸ばして今季9勝目を挙げた。
