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「JAPAN TALENT SQUAD」練習を公開。一般公募から参加の大鶴誠[京大/SO]「速く動いて考える」トレーニングに手応え。

2026.02.24

パスを放つ大鶴誠(撮影:木村大輔)

 日本代表選手の育成加速を目的とした「JAPAN TALENT SQUADプログラム2026」(JTS)の2月23日の練習が報道陣に公開された。

 今年で3回目となるJTSプログラムは、2月10〜17日にかけておこなわれたキャンプ1のスケジュールを消化。23〜28日のキャンプ2の初日練習にはトレーニングスコッドを含む34名が参加した。

 この日の練習はFW・BKのユニットセッションからスタート。15対15の実戦形式の練習ではエディー・ジョーンズHCが次々とシチュエーションをコールし、ボールが供給される中で攻防が展開され、トランジションのスピードを養うトレーニングがおこなわれていた。

 今後は3月9〜14日のキャンプ3終了後にプログラム対象選手からU23日本代表を編成。4月1日から始まるオーストラリア遠征でランドウィックなど地元チームと戦い、成長を目指す。

 プログラムを推進し直接指導にあたるエディー・ジョーンズHCは「全体としてのレベルは昨年よりも少し高い」と今年のスコッドを評価する。

「個々の選手の練習に臨む姿勢はとても良い。体の状態も良い選手ばかりなので、ここから2か月の練習やメニューで、どれだけ国際レベルに引き上げられるか見ていきたいと思います」

 今回のスコッドは自薦による一般公募から選出されたプレーヤーが参加している。そのうちの一人、SO大鶴誠(おおつる・じょう)については「いきいきとした10番。ランニングも良いしスペースに対する理解がすごくある。そして(京大在学中で)とてもインテリジェントな選手です。チームにも良く溶け込んでいます」と印象を語った。

 ラグビーをしていた父から1歳の誕生日にもらったプレゼントはラグビーボールとジャージーだった。「ボールといえば楕円球なんだと教えられて、ラグビーの英才教育を受けて育ってきた」と語る大鶴は、灘高から京都大学医学部医学科に進学した秀才だ。関西大学Bリーグの京大で、来季は新チームの主将を任される。

「小さい頃から夢だった日本代表」へのチャンスが広がるJTSの公募では、ハングリー精神と成長への意欲をアピールした。高い強度とスピードを誇るスコッドでのトレーニングに慣れてきたいま「SOで指示するポジションなので、人より速く動いて考えて。段々と自分の持ち味であるランも出せてきた」と手応えを示す。

 将来的には様々な進路への可能性が広がるが、「自分自身の今の目標はU23日本代表に入ること、オーストラリアに行くこと、ただ一つだと思っています」と目の前にフォーカスする。

「それ以上の先のことは、どっちにしろ選ばれてからしか始まらないだろうし、ここ(JTS)は自分にとって大きなチャンスだし試練だと思って、キャンプを本気でやっていきたいと思っています」

 世界を見据えた若きプレーヤーたちのレベルアップに向けたハードワークは続く。

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