■リーグワンD1第8節
・2月21日@スピアーズえどりくフィールド(東京)
【S東京ベイ 26-10 相模原DB】
リーグワンのディビジョン1はレギュラーシーズンの折り返しとなる第9節を実施。東京都のスピアーズえどりくフィールドでは、前節終了時点で2位につけるクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、同10位の三菱重工相模原ダイナボアーズを迎えた。
春の足音を感じさせる暖かい日差しの中、13時にキックオフされたこの試合。前半からお互いの意地がぶつかり合う迫力満点の肉弾戦が展開され、引き締まった80分間となった。
先制はダイナボアーズ。8分、相手陣22メートル線内で辛抱強くアタックを継続してペナルティを誘うと、正面のPGをSO三宅駿がなんなく通して3点を刻む。
しかしスピアーズもすかさず反撃に転じ、相手陣で優勢にゲームを進めて迎えた19分、ゴール前での連続攻撃から力でねじ伏せる形でLOメルヴェ・オリヴィエが右コーナーにグラウンディング。5-3と逆転すると、その後も持ち前の支配力を押し出し、プレッシャーをかけ続ける。32分にはFBショーン・スティーブンソンのキックカウンターを起点にチャンスを作り、WTB木田晴斗が仕留めて12-5とリードを広げた。
その後、ダイナボアーズも相手陣深く攻め込み何度もゴールラインに迫ったが、スピアーズはあわてることなく接点でタイトに体を当て続け、あと一歩の前進を阻み続ける。最後はペナルティをもぎ取ってピンチを脱し、12-3で前半を折り返した。
スピアーズは後半の立ち上がりにも見事な集中力を発揮してスコアを追加する。マイボールのキックオフをピンポイントで落として相手陣でのラインアウトを獲得すると、すぐに右オープンへ展開。CTBハラトア・ヴァイレアのオフロードからWTB木田が抜け出し、開始1分にトライを刻んだ。
しかしダイナボアーズもここから勢いを盛り返し、テンポのいいアタックから相手陣に攻め込むシーンを作り出す。11分にヘッドコンタクト、16分にデリバレイトノックフォワードでスピアーズに2枚のイエローカードが出ると、17分に22メートル線内でのスクラムから数的優位を生かして右大外にオーバーラップを作り、WTBマット・ヴァエガがフィニッシュ。途中出場のSOチャーリー・ティトコムが難しい角度のゴールを決め、10-19と点差を縮めた。
一気に流れが変わるかと思われたこの場面。だがここでスピアーズが底力を見せる。
直後のキックオフで今季初出場のLO青木祐樹が値千金のスティールを決めると、一連の流れでゴール前のペナルティを獲得。タップキックからFWがサインプレーを仕掛け、PRオペティ・ヘルが豪快に左中間になだれ込んだ(ゴール成功で26-10)。
ダイナボアーズも最後まで戦う姿勢を崩さず、終盤にかけて相手陣22メートル線内に攻め込む場面を作ったが、そのたびにスピアーズは献身的なカバーディフェンスと厳しいタックルで対抗。ゴールラインに迫られながらもスコアは許さず、じわじわと時間を進めていく。
ラストプレーでもトライ寸前のところでボールの下に体をねじ込み、グラウンディングを阻止。3トライ差を保ってフルタイムを迎え、ボーナスポイント付きの勝ち点5を手にした。他会場でここまで全勝の埼玉パナソニックワイルドナイツがコベルコ神戸スティーラーズに敗れたため、スピアーズが勝ち点40で首位に立った。
