■リーグワンD1第7節
・2月14日@熊谷(埼玉)
【埼玉WK 26-20 トヨタV】
7連勝でディビジョン1の首位を快走するワイルドナイツが、ここまで1勝6敗の最下位ヴェルブリッツを地元熊谷に迎えての一戦。ゲームは序盤からタイトなプレーが連続する拮抗した展開となる中、終盤の勝負どころで集中力を発揮したワイルドナイツが6点差でヴェルブリッツを振り切り、全勝を守った。
立ち上がりの10分間はヴェルブリッツが相手陣で攻め続ける展開となったが、先にスコアを刻んだのはワイルドナイツだった。自陣22メートル線付近でFB野口竜司が判断よく飛び出して相手のロングパスをインターセプトすると、一気に切り返してゴール前まで侵攻。一連の流れで得たマイボールラインアウトからテンポよくフェーズを重ね、SO山沢拓也が防御裏へ転がしたボールをCTBヴィンス・アソがインゴールで押さえる(5-0)。
しかしこの日のヴェルブリッツはここで引かなかった。持ち前の頑健なフィジカルを武器にコリジョンの局面で激しくプレッシャーをかけ、ブレイクダウンでたびたびターンオーバーや相手のエラーを誘発。ボールリサイクルの源泉を押さえることで相手のアタックを未然に封じ、徐々に流れを引き寄せる。
そして迎えた23分、相手陣の22メートル線内で辛抱強く攻撃を継続してディフェンスを揺さぶると、中央のラックから左へ振ってSO松田力也が得意のカットインでラインブレイク。そのまま左中間に飛び込んで7-5と逆転した。
以降もヴェルブリッツは自慢の推進力を押し出して接点でプレッシャーをかけ、首位ワイルドナイツに堂々と対抗。ブレイクダウンで何度も相手を押し込み、ターンオーバーを勝ち取る。そのまま7-5とリードを保って前半を折り返した。
一進一退の展開は後半も続く。先に追加点を挙げたのはヴェルブリッツだ。6分、相手陣で丁寧にボールを動かして前進し、ラックサイドの穴をSHアーロン・スミスが突破。FL青木恵斗→FL奥井章仁とオフロードがつながってトライゾーンを陥れる。
しかしワイルドナイツもすかさず反撃。9分に左コーナーでラインアウトのチャンスをつかみ、ピールオフのサインプレーからFLベン・ガンターが左中間になだれこむ。これで2点差に詰め寄ると、18分にはゴール前のスクラムを起点にラックを連取し、最後はWTB竹山晃暉がギャップを抜き切って19-14と逆転した。
ヴェルブリッツもここであきらめずにファイトを続け、21分にゴール正面で得たペナルティをSO松田のショットで3点に換えてふたたび2点差に。31分にワイルドナイツが相手陣での連続攻撃をFLラクラン・ボーシェーの突破で仕留めて9点差にスコアを拡大したが、ヴェルブリッツは36分、FBティアーン・ファルコンのPGでふたたびワンチャンスで逆転圏内の6点差に詰め寄る。
しかし最後はヴェルブリッツが16フェーズにわたってアタックを継続し、相手陣10メートル付近まで前進したところで、ワイルドナイツが粘り切ってペナルティを誘発。26-20のファイナルスコアで激闘に終止符が打たれた。
