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オールブラックス指揮官交替には「関与していません」。リッチー・モウンガの視線の先。

2026.02.13

リッチー・モウンガ[BL東京/SO](撮影:長尾亜紀)

 気を吐いたのは確かだ。

 東芝ブレイブルーパス東京のリッチー・モウンガは2月7日、3連覇を狙うジャパンラグビーリーグワン1部の第7節で三重ホンダヒートと対峙。敵地である栃木のホンダヒート・グリーンスタジアムで、2季連続MVPの実力を示した。

 いつものように司令塔のSOを担った。手前に並ぶ仲間の陰から飛び出し、防御を破り、チーム初トライをお膳立てしたのは前半12分だ。ハーフタイムの直前にも人垣をすり抜ける走りを得点に繋げ、終盤には自陣からの展開、守備網のギャップを突くステップでスコアをもたらした。

「楽しんで臨機応変にプレーしようとして、それがうまくはまったとは思います」

 しかし試合は38-44で敗れた。クライマックスにおける追撃も及ばず、前年度11位の相手に今季2敗目を喫した。与えたペナルティーキックの数は向こうのほぼ倍にあたる11。組織としてはやや自滅した印象を与えた。

「残念。自らゲームを悪くしてしまいました。被ターンオーバーが多く、そのうえたくさんのペナルティももらってしまった。まずボールを持てないと、自分たちのラグビーはできません」

 今季限りで日本を離れる。母国ニュージーランドに戻り、オールブラックスことナショナルチームへの復帰を目論む。

 そのオールブラックスに関しては、スコット・ロバートソンヘッドコーチの辞任が発表されたばかり。モウンガは、自身の古巣でもあるクルセイダーズの元ヘッドコーチが代表の指揮権を失ったことについて問われる。

「何回か同じことを聞かれていますが、正直、わかりません。自分としては日本の東芝でプレーしており、(その件には)関与していません」

 いまは15日の第8節をにらむ。東京・秩父宮ラグビー場で、ニュージーランド出身のデイブ・レニーヘッドコーチが率いるコベルコ神戸スティーラーズとぶつかる。

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