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学び続けて初先発。石岡玲英[東芝ブレイブルーパス東京]

2026.02.07

177センチ、85キロのユーティリティBK。高校日本代表の経歴を持つ(撮影:矢野寿明)

 主力選手の退団や負傷者の影響で、昨季からラインナップが大きく入れ替わった東芝ブレイブルーパス東京。
 ジョネ・ナイカブラが不在の中、WTBで出場機会を得ているのが石岡玲英だ。

 加入2年目の今季第2節、静岡ブルーレヴズ戦でリーグワンデビューを飾り、ここまで4試合に途中出場している。

 昨季準優勝、今季も好調のクボタスピアーズ船橋・東京ベイを迎えた第6節では、後半10分に登場。FBの位置でボールを受けたり、細かいパスでボールを繋ぐなどプレーの幅を示した。

「外側でボールをもらってトライを獲ることもすごく大切な役割ですが、10番、15番がいなければ内側に入って空いているスペースにボールを運ぶことも、東芝のラグビーをやる上では必要な仕事です」

 苦しい時間が続いた後半は逆転を許し、一時同点に追いついた37分には3点リードされた。そんな痺れる展開も、2連覇の王者は「想定内」だったという。

「誰も焦っていませんでした。まずは自分の仕事をやろうと。ハドルの中でのコミュニケーションはすごく勉強になります」

 高校、大学とハドルではいつも発信する側だった。
 御所実では3年時にキャプテンとして花園準優勝に貢献。1年時から主力を張った法大でも下級生時から積極的に発言、4年時は主将を担って久々の選手権出場に導いた。

「大学の時は、ここを直そう、ここはこうしようと喋りすぎてしまっていました。でもここに来て、まずは自分たちができていることを理解することが大事だと知りました。細かい違いですが、それが自分の中で大きな学びになっています」

 複数クラブから声をかけられる中、ブレイブルーパスを選んだのは「人の良さ」に惹かれたからだ。
「他のチームの人たちも良い人たちだと思いますけど、僕はここにいる人たちとラグビーがしたいと思いました」

 昨季は出場機会に恵まれなかったが、「東芝がどういうラグビーをしていて、どういうことが求められていて、自分が何をするべきかをすごく考えた」という。

「違うポジションでも、他のチームでも、同級生が先に活躍していたら悔しいと思ってしまうタイプです。自分が努力するモチベーションになりました」

 練習熱心な同い年のSH田中元珠にも刺激を受けながら、その時を待った。
 個人練では、藤田貴大アシスタントコーチや同じポジションの桑山聖生、淳生らに立ち位置や間合いの詰め方を学んだ。

「大学では1年生から試合にも出させてもらったこともあって、練習して上手くなるというより自分の持っているものを出す感覚でした。ここではいろんな選手から多くのことを学べます。いまもそのマインドは変わっていません。(試合に出れば)課題を見つけるチャンスがたくさんあります。何か一つでも成長するために、課題を一つひとつクリアしていきたいです」

 バイウィークが明ける2月7日には、三重ホンダヒートとの第7節を迎える。
 石岡は背番号11のジャージーを着る。初先発の機会を掴んだ。

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