
■全国女子選手権大会・決勝
2月1日@秩父宮ラグビー場(東京)
【YOKOHAMA TKM 21-12 横河武蔵野アルテミ・スターズ】
単独チームとして初優勝を目指すYOKOHAMA TKMと、4季ぶりの日本一を狙う横浜武蔵野アルテミ・スターズが対戦。関東勢同士となったファイナルは、関東大会を制したTKMがここでも実力を発揮し、アルテミを21-12の接戦の末に破った。
試合開始から15分頃まで、一貫して攻め続けたのはアルテミだった。CTB小林花奈子のゲインなどで好機を得る。しかし、相手の堅いディフェンスに阻まれて無得点で終えると、TKMにワンチャンスをものにされた(23分にFBヨレイン・イェンゴの好走などでSO山本実がトライ)。
それでも30分にLO櫻井綾乃がねじ込み、5-7と迫る。前半の終盤は相手の猛攻を耐え、2点差のままハーフタイムを迎えた。
後半開始早々も何度もピンチを背負ったが、自陣22メートル内でのラインアウトでLO安永佳奈が連続でスティールを決めた。
ようやく攻めに転じたのは16分だ。ラインアウトからのアタックでゲインを勝ち取り、敵陣22メートル内正面で得たPKも強気にラインアウトを選択。BKも入ったモールを押し切った。12-7と逆転に成功した。
しかし、ミスが続いていたTKMに焦りはなかった。直後にWTBアカニシ・ソコイワサが好走を見せ、FWはスクラムでペナルティを獲得。25分にはLO西村澪が抜け出し、ポール下に飛び込んだ。
その後もスクラムで優位に立ち、ターンオーバーを起こす。仕上げは36分。ゴール前で強みのモールを組み、何度も反則を誘ってペナルティトライを引き出した。21-12。ファイナルスコアを刻んだ。
敗れたアルテミの藤戸恭平HCは「相手の外側の素晴らしいランナーを止められたのは準備してきたことが出せました。ただ、モールとスクラムは少しプレジャーを受けてしまいました。それでも一人ひとりが走って、身体を張ってくれた。アルテミのラグビーはできたと思う」と振り返った。
TKMの長谷部直子HCは「(相手が)関東大会から違うチームになっていると把握していたので、苦しい戦いになると予想していました。強みのセットプレーで乱れてしまったのでどうなるかなと思いましたが、最後までチャレンジし続けてくれました」と選手たちの奮闘を称えた。
