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【リーグワン】ブレイブルーパス、終盤に底力を発揮し4勝目を獲得。D-Rocksの奮闘も光る。

2026.01.17

前半29分にラックサイドを突いてトライを挙げたSH高橋昴平(撮影:阿部典子)

■NTTリーグワン2025-26 D1第5節
1月17日@秩父宮ラグビー場(東京)
【BL東京 38-27 浦安D-Rocks】

 2連覇中のチャンピオンに、昨シーズン最下位の浦安D-Rocksが食らいついた。後半30分過ぎのスコアは4点差。そこから決定的なトライを追加され最後は突き放されたものの、東芝ブレイブルーパス東京と堂々と渡り合った一戦は、ここまで3勝1敗と今季好調のD-Rocksの充実ぶりが随所に表れる80分間となった。

 先にペースを握ったのはブレイブルーパスだった。開始3分にキックオフレシーブから一気につないでCTBロブ・トンプソンが左コーナーに飛び込んだシーンはTMOでトライキャンセルとなったが、7分に自陣の左展開でFB松永拓朗がラインブレイク。外をサポートしたティージェイ・クラークが走り切り、先制トライをマークする。

 19分には右コーナーのラインアウトでモールを押し込み、相手ディフェンダーを寄せたところでBKへ。CTBトンプソンのオフロードにCTBセタ・タマニバルが反応し、右中間にねじ込む。さらにPGで3点を返された直後の29分、ふたたびゴール前のラインアウトからFWでゴールラインに迫ると、ラックサイドを突いたSH高橋昴平がフィニッシュ。19-3とリードを広げた。

 ここまで思うように相手陣でアタックする機会を作れなかったD-Rocksが反撃に転じたのは30分過ぎだ。33分、相手陣のレッドゾーンで待望のマイボールラインアウトを得ると、左オープンへ展開。テンポよく順目にラックを重ね、4フェーズ目でNO8タマティ・イオアネが豪快に左中間へなだれ込む。

 これで地に足がついたD-Rocksは、終了間際にもSOオテレ・ブラックが正面のPGを成功。13-19と6点差に詰めて前半を折り返した。

 ブレイブルーパスとしてはイヤな流れだったが、後半の開始早々にふたたびリズムを取り戻す。4分、相手陣で丁寧にアタックを継続してゴール前へ攻め込むと、右中間のラックから左順目に展開。左ライン際にギャップを作り出し、切れ込んだWTBクラークがこの日2本目のトライをマークした。

 続く15分には相手陣の22メートル線内で左右にパスをつなぎ、中央からの右展開でパスを受けたSOリッチー・モウンガが跳ねるようなフットワークで相手タックラーを翻弄。サポートしたLOマイケル・ストーバーグが右中間へ飛び込む(31-13)。

 一気に流れが傾くかと思われたこの場面。しかし本当の勝負はここからだった。18点を追うD-Rocksは60分、自陣から辛抱強く攻撃を継続して相手陣の22メートル線内まで攻め込み、ギャップを抜け出したFB山中亮平が右中間にトライ。さらに続くターンでもハイボールキャッチを起点に右ライン際のスペースを攻略し、リターンパスを受けた途中出場のSH飯沼蓮がポスト下へ走り抜ける。これでスコアは4点差に縮まった。

 秩父宮ラグビー場が騒然とした雰囲気に包まれる中で迎えたラスト10分。どちらも消耗で足が止まり始める状況で、底力を発揮したのはブレイブルーパスだった。33分、中盤の連続攻撃からSOモウンガが左奥のスペースへキックを蹴り込むと、不規則に弾むボールをこの日攻守に奮闘のNO8山本浩輝が拾い上げる。外へ走り込んだWTB石岡玲英へパスがつながり、インゴールに飛び込んだ。

 D-Rocksも最後まで戦う姿勢を崩さず、ボールを動かして懸命に攻め立てたが、粘り強く体を当て続けるブレイブルーパスの防御をあと一歩のところで崩し切れない。そのままブレイブルーパスが11点差で振り切り、ボーナスポイント付きの勝利を手にした。

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