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【全国大学選手権・決勝】明治が7大会ぶり14回目の日本一!ライバル早稲田に完勝。

2026.01.11

利川桐生[明大/NO8]のボールキャリー(撮影:長尾亜紀)

■第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝
1月11日@MUFGスタジアム(国立競技場)
【明治大 22-10 早稲田大】

 2025年度の大学選手権・決勝は明大(関東対抗戦1位)と早大(関東対抗戦3位)の顔合わせで6年ぶりの「早明」決戦となった。12月7日の関東大学対抗戦Aの早明戦は明大が25-19で勝利を収めている。

 フィールド中盤でのせめぎ合いが続く緊張感漂う試合展開が続いた序盤、前半9分のPGで早大が3点を先取するが、ファーストトライは明大が奪う。19分、敵陣深い位置のラインアウトのチャンスからフェーズを重ね、PR田代大介がポール下に飛び込むアクロバティックなトライを決める。CTB平翔太主将のコンバージョンも成功で、明大が4点のリードを奪った。(7-4)

 ビハインドとなった早大はさらなるピンチに陥る。28分、TMOでハイボールのコンテスト時にFB矢崎由高の相手へのヘッドコンタクトが確認されイエローカード、10分間の一時退出となる。

 数的有利の明大は33分、トライライン前のラインアウトからの展開から、ボールが乱れたところでSO伊藤龍之介がスペースを突いて中央へ抜けグラウンディング。前半で2T2Gを重ねた明大が14-3とリードしてハーフタイムを迎えた。

 後半、展開の精度とスピードを増した明大が勢いを生み出す。8分には中盤でディフェンスを突破、左大外でパスを受けたFL大川虎拓郎が内に切り返してトライゾーンへ入り5点を加えた。

 明大は20分のPGでさらに3点を追加。19点のビハインドを背負い、焦りの見える早大は個人で突破を図るが、なかなか得点には結び付かない。アタックが報われたのは32分、自陣のスクラムから右サイドに展開、FB矢崎由高が鋭く走り込みリザーブから出場のWTB鈴木寛大、SH渡邊晃樹とつないでトライ(G)、7点を返した。

 その後も早大は攻めの姿勢を続けたが、明大の強固なディフェンスが立ちはだかる。このままスコアは動かず22-10で明大が勝利、7大会ぶり14回目の大学日本一に輝いた。明大は今季の早大戦で春季大会、対抗戦に続き3連勝を果たした。

 明大は昨年8月に未成年部員の飲酒による一部学生の活動停止処分がなされた。こうした困難を乗り越え、栄冠を手にしたCTB平翔太主将は、フィールド外でチームを支えた人々への感謝を示しながら「フィールドに立っている15人が、この1週間で強化してきたディフェンスを見せられてよかったです」と総括した。

 2大会連続で大学選手権準優勝となった早大CTB野中健吾主将は「前半のアグレッシブさが明治さんの方が上だったと思います。それを引き出せなかったことを申し訳なく思っています」と目を腫らせながらコメントした。

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