リーグワンの三菱重工相模原ダイナボアーズは12月5日、昨季限りで花園近鉄ライナーズを退団していたセミシ・マシレワの獲得を発表した。
33歳のバックスリーはフィジー出身。1対1に強く、空中戦やロングキックも魅力だ。トライ後のスネークポーズで人気を博している。
来日は2017年。スーパーラグビーのフォースを経て、近鉄ライナーズ（現・花園L）に加入した。2018年からはサンウルブズでも2季プレーした。2019年シーズンはスーパーラグビーで11トライをマークするなど躍動。トップチャレンジに降格していたライナーズでもトライを量産した。
2021年から日本代表の活動に参加し、7月のアイルランド戦で先発出場。代表デビューを飾ると、2022年こそケガで出番はなかったが、ワールドカップ2023フランス大会前にはライナーズのディビジョン1昇格に貢献。3試合のテストマッチも経験し、スコッド入りを叶えた。
ワールドカップでは初戦のチリ戦にFBで先発、2戦目のイングランド戦も先発。しかし、開始5分で負傷退場という憂き目にも遭った。
ライナーズでは昨季、9試合に出場、6試合に先発。プレースキッカーも担い、3トライ7コンバージョンを記録していた。
ダイナボアーズの開幕戦は12月13日。ゼットエーオリプリスタジアムで浦安D-Rocksと対戦する。