一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(JRLO)は11月19日、2025-26シーズン終了後の退会を前提に譲渡の検討を進めているディビジョン2のNECグリーンロケッツ東葛からの進捗報告を受け、リーグワンの退会申請期限を2026年2月末まで延期することを発表した。
GR東葛を運営する日本電気株式会社(NEC)は今年8月20日に、リーグワン退会を前提としたチームの譲渡検討開始を発表。この時点では譲渡先は確定していなかった。
譲渡先が見つからなければ、JRLOの正会員であるNECは退会の決断を下すが、JRLOの定款では任意退会の申請・承認期限の原則は「退会しようとするシーズン開幕日の1年前まで」と定められている。本件では2026-27シーズン開幕日の1年前が該当し、2025年12月が期日であった。
JRLOによると、NECから8月のチーム譲渡検討開始以降、現在もチームの譲渡に向けた具体的な交渉が継続されている旨の報告があり、あわせてリーグワン退会申請期限の延期要望を受けた。JRLO理事会で「譲渡の実現を最優先し、その活動を最大限サポートするため」要望が承認され、今回の退会申請期限が2026年2月末まで延期されることが決まった。
GR東葛はホームページ上で「本件に関しましては、進捗があり次第、改めて状況をお知らせしてまいります」とコメントを載せている。
