リーグワン ディビジョン1の横浜キヤノンイーグルスは11月18日、横浜市役所アトリウムで「2025-26シーズン出陣式」を開催。レオン・マクドナルド新HC、新リーダーのFLビリー・ハーモン、SO田村優、HO中村駿太、PR岡部崇人、SO武藤ゆらぎがファン、横浜市民の前に登場し、新シーズンに向けての決意を語った。
この場で発表されたシーズンスローガン「結束-BIND to Rise-」には、日本一という目標達成に必要となるチームとサポーターの結びつき、そして上昇するという意味が込められているという。
新任のニュージーランド人指揮官、レオン・マクドナルドHCはイベント冒頭で「はじめまして。どうぞ、よろしくお願いします」と日本語であいさつ。新しいチームづくりについて「まずチームカルチャーを作ることから始め、チームとしてバインドするところ、フィジカルでエキサイティングなゲームをするための練習をしています。ボールのスピードを使ってワイドなプレーをして、ディフェンスは凶暴にアグレッシブに、ファンの皆が光栄に思うようなプレーをしたいです」と語った。
チームの強みである「ボールを保持するアタックは優勢」としながら「優勝するためにはディフェンスも同じぐらい強さを出さなければいけない」と強化が必要なポイントも示した。
リーグワンについては「いろいろなプレースタイルのチームがある」「スーパーラグビーよりも、アタックが冒険的」という印象を述べ、イーグルスは「(相手の)多彩なアタックに対応できるようにしたい」と先を見据えた。
アーリーエントリーから数えて3季目を迎えるSO武藤ゆらぎは「あまり(田村)優さんのことを意識せずに、自分のやるべきこと、チームとして何を必要とされているかを理解して自分にフォーカスを当てて。その中で出場機会を得て自分の持つ最大限の力を発揮できれば」と心持ちを表現した。
同じポジションの先輩、田村優は「元々能力の高い選手で、これからの日本ラグビーを背負っていく選手だと思う。成長というより頼もしさを常々感じているので、僕はそこを支えるだけです。彼はすでに大活躍する力を持っているので心配していないです」とチームの次世代を担うプレーヤーへの期待と信頼を語った。
