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【関東大学対抗戦】早稲田大が青学大を10トライで圧倒。唯一の全勝チームに。

2025.10.26

4トライの田中健想[早大/WTB](撮影:木村大輔)

■関東大学対抗戦A
・10月26日@江東区夢の島競技場(東京)
【早稲田大 59−12 青山学院大】

 今季ここまで3勝・勝ち点18の早大と3敗・勝ち点3の青学大が、雨降る「夢の島」で対戦。対抗戦連覇をねらう早大が強さを見せつけた。

 早大は立ち上がりからフィールドを幅広く使うBK展開で試合を優位に進める。前半7分にはWTB田中健想が右大外を抜けて先制トライ(G)をマーク。直後の10分にもSO服部亮太のゲインを起点に左サイドでWTB田中が2本目を決めた。

 25分には青学大も意地を見せ、ラインアウトモールからHOが1本返す。しかし早大はここで揺るがず、WTB田中の3本目を含む3トライ2ゴールと前半終了間際のPGを加え、39-7のリードで折り返す。

 雨が強まった後半はややペースが落ちたものの、引き続き早大が試合をコントロール。4トライを加えて、トータルスコア59−12で対抗戦4勝目を挙げた。

 WTB田中健想は4トライをマーク。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは3トライの記録と充実のパフォーマンスを見せたHO清水健伸が選出された。

 3トライ差以上をつけたことで勝利の勝ち点5とボーナスポイント1点を獲得した早大は合計勝ち点を24とした。この結果、今年の対抗戦5位以上が確実になったことで、全国大学選手権出場も確定した。またこの日、筑波大が帝京大に18-14で勝利したことで早大が対抗戦唯一の全勝チームとなった。

 対抗戦の折り返しとなる4戦を終えた早大主将のCTB野中健吾は「僕たちが目指しているのは日本一なので、毎試合成長することが必要だと感じます」とチームのさらなるレベルアップを見据えた。

 4トライの早大2年・WTB田中は「試合を通して納得できるパフォーマンスではなかったですが、トライを取り切れたことは(11月2日)帝京戦の前に良い感覚をつかめたと思います」と振り返った。「こだわりがある」という2年連続の対抗戦トライ王に向けて突き進む覚悟だ。

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