ラグビーリパブリック

リコーブラックラムズ東京、サッカー「ビジャレアルCF」とパートナーシップ締結。教育・育成で連携へ。

2025.10.23

(左から)ビジャレアルCFの佐伯夕利子氏、Endavant Project責任者であるパロマ・マソ氏。ブラックラムズの西辻勤GM、白崎雄吾クラブ・ビジョナリー・オフィサー

 リーグワン ディビジョン1のリコーブラックラムズ東京は10月23日、スペインのサッカークラブ「ビジャレアルCF」と教育・育成を通じたサステナビリティ推進に関するパートナーシップを締結したことを発表した。海外のラグビー以外のスポーツチームとのパートナーシップは、リーグワンで初めての取り組みとなる。

 ラ・リーガ1部に加盟するビジャレアルCFは、1923年に創設されたスペインの名門サッカークラブで、2008年からは佐伯夕利子氏(現ビジャレアルCFフットボールマネージメント部・元Jリーグ常勤理事)が育成強化を担う。高い育成力には定評があり、2024-25シーズンの国内成績は5位で今季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得している。2020-21シーズンは日本代表MF久保建英が所属した。

 フィールド外では、クラブスローガン「Endavant(エンダバン:バレンシア語で『常に前進』の意味)」のもと、地域社会や教育、スポーツ、文化などを支援するサステナビリティ推進活動「Endavant Project」に長年取り組む。

 ブラックラムズは2025-26シーズンから新たな選手教育プログラムを始動させるなど、選手・スタッフが「常に学びを得られる環境づくり」に注力する。そしてスポーツを通じた社会課題の解決をミッションに掲げている。ビジャレアルCFの「人を大切にするクラブ」「Endavant」といった価値観への共感・リスペクトから、パートナーシップの締結に至ったようだ。

 パートナーシップは「スポーツ分野における教育・育成を通じたサステナビリティの推進」を目的に掲げる。主な取り組みとして、ビジャレアルCFのノウハウを生かした選手・指導者・スタッフなど、スポーツに関わるすべての人の「人づくり」に焦点を当てた教育・育成プログラムを展開する。また幼児期の心理運動プログラム導入など、スポーツを通じた教育プログラムを共同で推進するという。

Exit mobile version