■アサヒスーパードライ CHALLENGE MATCH 2025
・10月18日@ヨドコウ桜スタジアム(大阪)
【オーストラリアA 71−7 JAPAN XV】
日本代表予備軍「JAPAN XV」は10月18日、オーストラリア代表“ワラビーズ”のセカンドチーム「オーストラリアA」と対戦。3年ぶりの再戦となったが、7-71で大敗した。
JAPAN XVは前半、テリトリー65%、ボールポゼッション57%と敵陣でアタックする時間を確保できた。
だがそれは、ボールを渡せば簡単にラインブレイクを許し、すぐにトライを与えたからだった。そして、マイボールのラインアウトをほとんど獲得できなかった。
オーストラリアAの先制トライは6分。JAPAN XVのハイパントを自陣ゴール前で確保してすばやく切り返し、ゴール前でのマイボールスクラムを得る。まもなくLOダーシー・スワインがトライラインを越えた。
ゴール前のディフェンスでJAPAN XVのNO8サウマキ アマナキのグラウンディングを防ぐと、14分にはFBマック・グリーリーがラインブレイク、17分には再び自陣ゴール前からの切り返しでパスを連続で繋いだ。
3分後にもFLロリー・スコットのスティールを起点にCTBジョーイ・ウォルトンが走った。26-0とリードを広げた。
JAPAN XV唯一のトライは22分に生まれた。走り込んでパスを受けたFB矢崎由高がラインブレイク、ステップでさらに一人を抜き去り、トライゾーンに入った。
前半終了間際にも敵陣22メートル線内に侵入。しかし、またもグラウンディングを阻まれた。7-33でハーフタイムを迎えた。
後半もオーストラリアAの優勢は変わらなかった。2分、5分、7分と立ち上がりに3連続トライ。54-7まで点差を広げ、一方的なゲームを展開した。
JAPAN XVはアグレッシブに空いた裏のスペースにキックを放ったが、そのあとのディフェンスの整備ができなかった。前半同様に広いスペースを幾度も攻略された。
レッドカードの判定を受けたWTBオリー・サプスフードの退場で、15分以降は数的優位となるも、大きく優劣が変わることはなかった。
30分以降は相手のシンビンでさらに優位な状況となったが、後半は一度もトライラインを越えられなかった。気づけばスコアは7-71まで離された。
ゲーム主将を務めたFL奥井章仁は、「(失トライ後の)ハドルでは切り替えてやっていこうと。それでも受けてしまいました。アタックは通用していたと思いますが、遂行力が足りなかった」と振り返った。
JAPAN XVは香港へと渡り、10月24日にカイタックスタジアムで香港代表と対戦する。