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【関東大学リーグ戦】東海大が8トライをあげて開幕勝利。立正大をノートライに抑える

2025.09.15

プレーヤーオブザマッチの東海大WTBウェスリー・トンガは3トライを決めた(撮影:長岡洋幸)

■関東大学リーグ戦1部
・9月14日@東海大グラウンド(神奈川)
【東海大 50−3 立正大】

 9月14日、関東大学リーグ戦1部第1節で昨季3位から王座奪還を目指す東海大が、立正大と対戦。序盤は両者ともに初戦の硬さがあったものの、東海大がディフェンスからリズムを掴み、50―3で開幕勝利を飾った。

 開始早々は互いに動きが固く、ハンドリングミスやペナルティが重なったが、ボールへの仕掛けやブレイクダウンでのサポートやキック処理、ルーズボールへの働きかけなどで、東海大の粘りとスピードが上回る。

 序盤5分に立正大がPGを決めて3―0と先行したものの、東海大は11分に敵陣10メートル線付近の相手ボールラインアウトからのモールに、PR小栁竜晟が素早いプレッシャーをかけてボールを獲得。左に展開してWTB鬼頭慶がトライを決める。その後の28分、35分には、トライライン前のラインアウトを起点に得点を重ねて、ハーフタイムを迎えた。

 19―3とリードして後半に入った東海大は、徐々にリズムを上げていく。1トライを返したい立正大の攻撃を、落ち着いたキック処理と出足の速いディフェンスで阻み、反撃を許さない。

 東海大は後半開始早々5分、FB浦本明惟がアタックラインに走り込んできたLO中村太志朗に長いパスを送り、そのまま22メートル線を超えてインゴールまで走り込む。10分、13分にはLOを起点にBKからの展開とモールドライブでWTBレスリー・トンガが連続トライ。終了間際にさらに2トライを重ねて50―3と圧倒した。

モストインプレッシブプレーヤーの立正大CTB南澤修斗(撮影:長岡洋幸)

 立正大の堀越正己監督は「ディフェンスは前半なんとか対応できていましたが、最後まで持続させられるようにつくっていかなければ」と次戦でのレベルアップを図る。

 東海大の木村季由監督は「ミスやペナルティを重ねた前半から、後半少しずつ充実したプレーができていた。今年のチームは試合中にも修正していける能力が高い。武器であるスクラム、モールをさらに鍛えて、高いレベルで発揮できるようにしていきたい」と、これからの戦いを見据えていた。

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