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【関東大学対抗戦&リーグ戦】開幕戦、慶應大が青山学院大に勝利。早稲田大は日体大に快勝。流経大はトライ先行で白星。

2025.09.14

慶大CTB小舘太進が2トライ(撮影:長尾亜紀)

■関東大学対抗戦Aグループ
・9月13日@秋葉台公園球技場(神奈川)
【慶應義塾大 32−18 青山学院大】

 昨季対抗戦4位・慶大と5位・青学大が開幕戦でぶつかった。立ち上がりから慶大が展開を優位に進めるも、青学大が前半15分にSO井上晴生がPGを決めて3点を先制する。

 慶大はその後、19分にFB田村優太郎のゲインを起点にWTB伊吹央が左サイドでトライを挙げて逆転。そこから互いに1トライ1ゴールを加えて前半を12-10の慶大リードで折り返す。

 後半11分のPG成功で青学大が再びリードを奪うも、慶大は直後の13分に右サイドをBKの連携で突破しCTB小舘太進がフィニッシュ、再び逆転した。(19-13)

 慶大は19分にPGを加えて迎えた終盤、青学大は35分にラインアウトモールからトライラインを越え4点差に迫る。慶大もペナルティーを誘いながら、39分にラインアウトモールでトライを奪い返し、点差を広げる。44分にもPGを決めた慶大が青学大をしのぎ、32-18で緒戦を取った。

■関東大学対抗戦Aグループ
・9月13日@月寒ラグビー場(北海道)
【早稲田大 59−7 日本体育大】

 昨季の対抗戦を制した早大は、最下位の8位で入替戦に進むもAグループ残留を決めた日体大と札幌・月寒で対戦。前半3分に早大が敵陣侵入後に右サイドへ展開すると、FB植木太一が相手守備陣を走り抜けて先制トライを決める。

 その後も前半のうちに5トライ4ゴールを奪った早大は、日体大を無得点に抑えながら38点を重ねて前半を終える。

 後半最初のスコアは日体大に入る。FWを中心に前進しフェーズを重ねた末、6分にポール下で押し込みPR吉田伊吹がトライ(G)。7点を返した。

 早大は以降の時間帯でテリトリーで優位に立つも、得点には至らない。均衡が破られたのは29分、パスが頭部に当たって前方に流れたボールを途中出場のFB矢崎由高がトライゾーンで押さえて早大の後半初トライを奪った。その後、2トライ2ゴールを加えた早大が59-7で完勝を収めた。

2トライの流経大NO8ティシレリ・ロケティ(撮影:長尾亜紀)

■関東大学リーグ戦1部
・9月13日@秋葉台公園球技場(神奈川)
【流通経済大 26−14 法政大】

 この日、リーグ戦1部唯一のゲームは昨季4位・流経大と5位・法大の対戦。流経大は前半3分にスクラムからボールを大きく動かして展開し、FL佐藤椋介がトライをマークして5点を先制する。さらに16分にもラインアウトからフェーズを重ねた末に、最後はNO8ティシレリ・ロケティがピックゴーでトライラインを越えた。

 前半、法大はトライキャンセルもあり無得点に終わり、流経大が12点をリードする展開で後半を迎えた。

 流経大は後半もラインアウトを起点に2トライ2ゴールを奪い、試合展開を優位に進める。深い位置まで前進するも、なかなかチャンスを生かせなかった法大だったが、42分にラインアウトモールからFL植浦慎仁がチーム初トライ(G)を奪う。続けて44分にも2本目のトライを決めたがビハインドは覆せず。最終スコア26-14で流経大が開幕戦で白星を飾った。

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