■リポビタンDチャレンジカップ2025・7月12日@ノエビアスタジアム神戸(兵庫)
【ウエールズ代表 31-22 日本代表】
日本代表×ウエールズ代表の第2戦が7月12日にノエビアスタジアム神戸でおこなわれ、日本代表は22-31で敗れた。
ミクニワールドスタジアム北九州で7月5日におこなわれた第1戦は24-19で勝利していたため、1勝1敗でこのテストシリーズを終えた。
先制トライはウエールズ。自陣からアタック展開し、FBブレア・マレーが突破、ラストパスを受けたWTBジョシュ・アダムスがインゴールに入った(7-0)。
日本代表もハイパントを多用しながらゲームを組み立て、何度か敵陣深くへ侵入したがトライには至らず。24分にSO李承信の40㍍PGで4点差に詰めたが、29分にはSHキーラン・ハーディにトライを許した。加えて、反則の繰り返しでNO8マキシ ファウルアがシンビンとなった。
その後は相手のミスもあったがものにできず、36分にはラインアウトからの短いフェーズでWTBアダムスに突破される。
SHハーディの2トライ目で3-21とリードを広げられた。
ここで日本代表のエディー・ジョーンズHCが動く。第1列3人を総入れ替えし、すぐさま結果を出した。
前半終了間際にスクラムでペナルティを奪うと、ゴール前のラインアウトからのアタックで右PR竹内柊平がポール横に飛び込む。10-21とし、後半に繋げた。
後半は立ち上がりの9分に前回対戦時もスティールを決めたFLジョシュ・マクラウドにスティールを許し、SOダン・エドワーズに3点(PG)を追加されるも、以降は相手のペナルティをもらいながら幾度も敵陣に入った。
14点差で迎えた19分には、LOワーナー・ディアンズのキックチャージを起点に敵陣深くで10フェーズを重ねる。最後はワーナーが押し込んだ。
その直後には、相手のパスミスでこぼれたボールを拾い上げたCTBディラン・ライリーが約50メートルを走り切った。
22-24。2点差と迫り、先週と同じような逆転の機運が高まった。しかし、ワーナーのラインアウトスティールや控えSH藤原忍のターンオーバーなどでピンチをチャンスに変えていたが、ボールを持てばFLマクラウドに2本目のスティールを食らった。
そして35分、FLテイン・プラムツリーのバックフリップパスなどで崩され、22-31と最終スコアを刻まれた。
ウエールズの連敗は「18」でストップ。HOデヴィ・レイク主将は「最高の気分です。待ちに待った勝利で、タフな18か月間でした」と喜びを伝え、「この4試合、5週間、本当にハードワークをしてきました。このカルチャーがみんなに染み付いて、前進できると思う」と語った。
敗れた日本代表のFLリーチ マイケル主将は、「先週は勝って大喜びだったけど、今日は勝てる試合を落としてしまった。非常に悔しいです。でもこれで終わりではない、次へのバネになる。またいい準備をしたいと思います」とコメントを残した。