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【アジアラグビーチャンピオンシップ】女子日本代表、アジア王者に。女子香港代表を63-5で破る。

2025.05.26

3トライを挙げたCTB小林花奈子(撮影:上野弘明)

「女子アジアラグビーエミレーツチャンピオンシップ2025」が5月15日に開幕し、女子日本代表”サクラフィフティーン”は同25日に女子香港代表と対戦、63-5で勝利を収めた。

 15日には女子カザフスタン代表を90-0で破っており、大会2勝でアジア王者となった。2位の女子香港代表は20日に女子カザフスタン代表を29-12で下していた。

 サクラフィフティーンは女子香港代表との”首位決戦”も、ゲームタイムの少ない選手やコンディション調整から実戦復帰する選手、追加招集したメンバーなどで臨んだ。

 FB西村蒼空のグラバーキックに反応したCTB小林花奈子の先制トライ(前半9分)を皮切りに、次々とトライゾーンを陥れた。

 NO8水谷咲良の連続スティールを起点に13分、17分にもトライを挙げ、以降もFB西村のラインブレイクやターンオーバーから初キャップのWTB大内田夏月(本職はSO/FB)が連続トライを奪う。前半を29-0で終えた。

 風下に回った後半はエリアを上手く取れず、ペナルティや落球でボールを手放す時間も長かった。17分には唯一のトライを許した。

 しかし、それ以上にトライを重ねた。5分に大内田がハットトリックとなる3本目のトライを挙げると、さらに2トライを奪って46-5とリードを広げた30分にもCTB小林がフィジカルを生かした1本で3トライをマーク。
 35分にFB西亜利沙、38分にはWTB大内田の4トライ目でダメを押した。

 今田圭太ヘッドコーチ代行は「結果も内容も良かったと思います。去年のこの試合は29-12で、40-15をターゲットにしてそのスコアも上回れた。苦しい時間帯も我慢強く保って立て直せたのが見て取れました」とコメントした。

 サクラフィフティーンは7月19日、26日に国内で女子スペイン代表と戦い、W杯に臨む。

今大会で代表デビューを果たした選手たち(撮影:上野弘明)
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