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【U20日本代表】点の取り合いでNZUを制す。終盤のFW勝負で勝ち越しトライ。

2025.05.16

雄叫びを上げるLO加賀谷太惟©︎JRFU

■U20日本代表 大分合宿 強化試合
/5月16日@大分スポーツ公園 クラサスサッカー・ラグビー場
【U20日本代表 52-45 NZU】

 5月11日より大分合宿をおこなうU20(20歳以下)日本代表の強化試合。例年であれば参加していた国際大会「ワールドラグビーU20トロフィー」が今年は開催されないため、このNZU(ニュージーランド学生代表)との試合が今年唯一の実戦の場となる予定だ。

 スコアが動いたのは前半9分、乱れたロングパスを右サイドでキャッチしたWTB太田啓嵩(近大)が前方へキック、トライゾーンで自らボールを押さえた。SO丹羽雄丸(同大)のコンバージョンも決まり、日本が7点を先制した。

 しかし直後のリスタートでインターセプトからNZUにトライ(G)を奪われ、すぐに同点に追いつかれる。16分にも中央で許したビッグゲインを起点にトライ(G)を失い逆転される。(7-14)

 その後、失点を重ねながらも推進力のあるランとアタックで得点を重ねる。2点差を追う41分、キックカウンターからFB古賀龍人(明大)が大きく前進し展開、右サイドでボールを受けた太田啓嵩が鋭いステップで対面を抜き去り自身2本目のトライ(G)をマーク。24-19のスコアで日本が5点をリードし前半を折り返した。

 後半に入りNZUにイエローカードが出て日本は数的有利になるも、追加点を奪えない。逆に3連続トライを許すことになり、後半19分の時点で14点のビハインドを背負う展開となった。

 失点直後のリスタートから、日本はFWを中心としたアタックでNZUを押し込み、23、29分にラインアウトモールで連続トライ(G)を奪い同点に追いついた。(38-38)

 互いに1トライ1ゴールを加えて試合は終盤へ。トライラインまで約15mの左サイドでラインアウトのチャンスを得た日本はモールでドライブ、続くフェーズでLO加賀谷太惟(立命大)が押し込んで勝ち越しのトライ(G)を決めた。

 最終スコアは52-45、点の取り合いを制したU20日本代表が貴重な機会で大きな白星を獲得した。

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