今週末の準々決勝を控えた5月14日、東京都内で「NTT ジャパンラグビー リーグワン 2024-25 プレーオフトーナメント メディアカンファレンス」が開催された。イベントにはレギュラーシーズン1位・東芝ブレイブルーパス東京のリーチ マイケル、2位・埼玉パナソニックワイルドナイツの坂手淳史が登場し、熱戦に向けた意気込みを語った。
これまで4チームだったトーナメントの出場枠が今季から6チームに拡大。初めてのステージである準々決勝は17・18日におこなわれる。この日登場したキャプテンが率いる上位2チームは24・25日の準決勝から登場する。
右目を腫らせて登場したリーチは7針を縫う治療を受けたと告白。しかし「大丈夫です」と気丈に話し、明日のモールセッションにも全力で取り組むことを宣言した。
負けたら終わりのトーナメントに臨むにあたっては、「ラグビーの大前提であるフィジカルのところ、タックル、ブレイクダウン、モール、セットピースはブレずにやっていきたいと思います」と語り、自分たちの強みとする「東芝ラグビー」をやり切ることにフォーカスするとした。
坂手はレギュラーシーズンを振り返り「中盤で何人か怪我人が出た時、若い選手たちが躍動してくれて。負ける試合はありましたけど、いい形でシーズンで成長できているかなと感じています」とチームの歩みと手応えを語った。
今季からSOに定着し、得点王を獲得した山沢京平については「チームを上手くコントロールしてくれてますし、アタックでのタクトの振り方は試合をするにつれて良さが増してるし、自信も感じる。今年1年間頑張ってくれてると感じます」と厚い信頼をうかがわせるコメントを残した。
このイベントでは「プレーオフ応援芸人」としてサバンナの八木真澄、鬼越トマホーク、元帝京大ラグビー部のしんや、ラグビー経験者の青木マッチョが登場。リーチから八木に委嘱状が授与され、プレーオフを盛り上げる役割を任命された。
プレーオフ応援芸人の5名はステージ上でタックルマシンに挑戦。CTBのポジションで高校から社会人まで9年間プレーした青木マッチョが139キロの記録を出して優勝した。これまで「ラグビー芸人」として活動を続けながら2キロ差で敗れたしんやに対し、鬼越トマホークの金ちゃんから「二度とラグビー芸人って言うな」と手厳しい言葉が浴びせられていた。