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【リーグワン】東芝ブレイブルーパス東京が9トライ奪う大勝。浦安D-Rocksを突き放す。

2025.04.25

プレーヤー・オブ・ザ・マッチのワーナー・ディアンズ[BL東京](撮影:イワモトアキト)

■NTTリーグワンD1第16節・4月25日@秩父宮ラグビー場(東京)
【BL東京 61-19 浦安DR】

 D1昇格初年度で厳しい戦いを強いられている最下位(2勝13敗・勝ち点15)の浦安D-Rocksが、金曜夜の秩父宮のホストゲームに3位(12勝1分2敗・勝ち点56)東芝ブレイブルーパス東京を迎えた。第4節の前回対戦時はブレイブルーパスが22-14で勝利している。

 キレのあるアタックを見せるブレイブルーパスは早い時間帯から得点を重ねていく。前半6分、右中間のディフェンス突破からLOワーナー・ディアンズが先制トライ(G)をマークする。続けて9分にもSOリッチー・モウンガがクリーンブレイクから2本目、さらに17分には敵陣22mライン内で押し勝ったスクラムを起点にFL佐々木剛が3本目のトライ(G)を決めて21点を奪う。

 追いかけるD-Rocksは直後の19分にラインアウトからCTBサム・ケレビが一気に裏に抜けて追撃のトライをマーク。以降の時間帯もブレイブルーパスのアタックを耐え凌ぎ、38分には敵陣深くへ蹴ったボールを奪い返し、右への展開からWTB安田卓平がトライラインを割る。D-Rocksが7点差まで迫ったところで前半が終了し、21-14のスコアで折り返した。

 後半に入り、ブレイブルーパスのプレー精度と圧力が一段階上がる。ペナルティからクイックタップで速攻を仕掛け、密集を抜けたPR木村星南が4分にトライ(G)。さらに10分にモウンガのオフロードパスを受けたCTBロブ・トンプソンがトライゾーンにグラウンディング。続けて13分にモウンガのビッグゲインから左サイドを抜けたFB豊島翔平が今季初トライ(G)をマーク、リードを28点に広げた。(42-14)

 その後も主導権を握り続けたブレイブルーパスは3トライ2ゴールを加え、最終スコア61-19で大勝を収めた。試合後、バイスキャプテンのHO原田衛はこの試合に“Take Pride in Each Action”というテーマで臨んだことを明かした。「アライメント(アタック時のポジショニングを正しくする)をプライドを持ってやろうと。オフロードで相手にチャンスを与えてしまいましたけど、それ以外は良いアタックができたと思います」と9トライを奪った攻撃の手応えを語った。

 ブレイブルーパスはボーナスポイントも獲得し、勝ち点を61とした。4連敗のD-Rocksは勝ち点10で変わらず。今節終了時に10位のチームとの勝ち点差が11ポイントになると、レギュラーシーズン11位以下およびD1・D2入替戦出場が確定する。

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