2024年度の高校日本代表が遠征先のイングランドで3月22日にU19イングランド代表と対戦し、47-52で敗れた。
3月10日から25日にかけてイングランドに遠征している高校日本代表は13日にオックスフォード大学U20カテゴリー(○45-14)、16日にサラセンズ アカデミー(●12-38)と対戦。22日に今回の遠征で最後のゲームとなるU19イングランド代表戦に臨んだ。
立ち上がりからイングランドの猛攻を受けた日本は1、3、5分に連続トライを許す。その後16分にも敵陣でのインターセプトからトライ(G成功)を奪われ26点のビハインドを負った。
日本は20分に中盤でこぼれ球を拾い、WTB内田慎之甫につないでチーム初トライ(SO丹羽雄丸のG成功)で7点を返す。直後の22分に左サイドを内田慎之甫が破って2トライ目(G)をマーク。続けて24分に敵陣深い位置へのキックをすぐにターンオーバーしLOアホ・アントニオがトライゾーン左中間に持ち込んだ。日本は3連続トライで一挙に21点を重ねた。(21-26)
その後イングランドが2トライ2ゴールを加えてリードを広げられるが、日本は33分にスペースのある右サイドにボールをつなぎ内田慎之甫が3本目のトライを奪ったところで前半が終了。28-40の12点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半1分、日本はラインアウトモールからドライブしてトライラインを超え、再び5点差に迫った。(35-40)
以降は均衡した展開が続いたが、イングランドは15、20分に右サイドのアタックから2トライ1ゴールを加えてリードを広げる。17点を追う日本はトライライン前スクラムから展開し、ブレイクダウンのショートサイドを突いたSH後藤快斗がトライ(G)。さらに30分に丹羽雄丸が放った左前方へのキックパスを起点にPR平山風希がトライゾーンに押し込んだ。
三度、5点差に迫った日本。以降もボールをキープして前進を試みるがリードを奪うことはできず47-52でイングランドに敗れた。
高校日本代表のキャプテンを務めたFL申驥世は「U19イングランド代表を倒すことを目標に練習を積み重ねて、活動してきましたが望んでいた結果を残せず残念で申し訳ないです。しかし、通用した部分や勝っていた部分も多く、最後のワンプレーまで自分たちの目指すラグビーを貫くことができました」という悔しさと手応えが伝わるコメントを残し、今後の成長を誓った。