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【リーグワン】トヨタヴェルブリッツが浦安D-Rocksを振り切り6戦ぶりの勝利。

2025.03.01

トライを喜ぶヴェルブリッツフィフティーン©︎JRLO

■NTTリーグワンD1第10節・3月1日@Jヴィレッジスタジアム(福島)
【トヨタV 36-31 浦安DR】

 今季ここまで共に1勝の浦安D-Rocks(12位)とトヨタヴェルブリッツ(11位)がJヴィレッジスタジアムで対戦。前半の連続トライで先行したヴェルブリッツが逃げ切り、2勝目を手にした。

 立ち上がりからヴェルブリッツが仕掛ける。前半1分にラインアウトの展開から中盤でラインブレイク、LOジョシュ ・ディクソンが先制トライ(G)をマークすると、5分にもトライライン前のラインアウトからフェーズを重ねてキャプテンHO彦坂圭克が押し込み、一挙に14点を先行した。

 流れを引き寄せたいD-Rocksだが、トライラインドロップアウトでWTB松本壮馬が蹴ったボールが味方のオフサイドプレーヤーに渡るミス。ヴェルブリッツはタップから11分に彦坂圭克がポール左に2本目のトライ(G)。序盤で21点を奪った。

 D-Rocksは数回22メートル線内に侵入するも、ノックフォワードなどでチャンスを逃し、前半は無得点のままハーフタイムを迎える。

 後半9分、ヴェルブリッツがラインアウトモールでトライゾーンに侵入。このときD-RocksのLOローレンス ・エラスマスの故意の反則が確認されイエローカードを受ける。記録はペナルティトライとなり7点を追加した。

 12分にヴェルブリッツのSH茂野海人が反則の繰り返しによりイエローカードを受けると、ついにD-Rocksが流れを引き込む。このペナルティをタップでリスタートし、13分に左外への飛ばしパスを受けたWTBケレブ ・カヴバティがトライ(G)を返す。

 16分にはNO8ヤスパー・ヴィーセが右サイドを突破し、フォローに走ったSH飯沼蓮が右中間にグラウンディング。続けて18分にも左サイドのラックのインサイドを抜けた飯沼蓮がトライ(G)。一気に21点を重ねた。(21-28)

 ヴェルブリッツは28分にラインアウトの展開からWTBヴィリアメ ・ツイドラキがトライを奪ってリードを広げるが、D-Rocksは31分にCTBサム・ケレビのラインブレイクのフォローに走ったCTBシェーン・ゲイツがポール右に飛び込み5点差に迫った。(28-33)

 ここから互いに1本ずつPGを決めてホーンが鳴り、D-Rocksの攻撃を凌いだヴェルブリッツが36-31で勝利を手にした。

 第4節(BR東京戦○32-18)以来の白星をつかんだヴェルブリッツのスティーブ・ハンセンHCは、追い上げを受けた後半の展開に課題があったとしながらも、「まず勝てたことに関して満足しています」と手にした結果を喜んだ。

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