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ワイルドナイツ初先発の佐藤健次、今後の成長に向け「もっとフィットネスを」

2025.02.22

試合後、インタビューに応える佐藤健次[埼玉WK](撮影:木村大輔)

 早大から埼玉パナソニックワイルドナイツに加入したHO佐藤健次が、2月22日のNTTリーグワンD1第9節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で初先発を果たした。

 大学卒業前に試合出場ができる「アーリーエントリー」選手の佐藤は、2月9日の第7節・東芝ブレイブルーパス東京戦で試合終了間際の後半40分から途中出場し、リーグワン初キャップを得ていた。今回の相模原DB戦は初めてスターターとして「2番」を着けて出場し、後半18分までプレー。チームの39-10の勝利に貢献した。

 試合前にMr.Childrenの「終わりなき旅」を聴いて気分を高めていたという佐藤。先輩たちは『ミスしてもいいから楽しんで』と声をかけてくれたそうだ。

 試合開始早々、前半4分にラインアウトモールからリーグワン初トライをマークしたが、「アップアップしてて…嬉しいというより皆さんに感謝です」と、初得点の心境を語った。

 この日は出場した3試合の中で最長となる58分間プレーした。
「結構しんどかったですね。もっとフィットネスをつけなきゃいけないと思いましたし、強度の違いを感じました」
 コンタクト、フィットネスの強度は大学よりもリーグワンの方が数段高いという感覚だ。

 ラインアウトのスローワーとして、熊谷特有の強風にも苦労した。
「まっすぐ投げたボールも風で流れていくことが多くて。これも経験だと思うので、慣れていきたいです」

 フィールドプレーでは印象的なランも見せたが、「ノットリリースを取られたり、課題も見つかったので、意識を変えて頑張りたいと思います」とレベルアップを見据える。

 ワイルドナイツで高い壁を乗り越えた先に、プレーヤーとして見える景色がある。
「信頼を置かれる選手になっていきたいというのと、自分にしか出せないものがあると思うので、しっかり自我を持ちながらもコミットするチームマンになっていければと思います」と決意を示した。

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