ラグビーリーグ(13人制)からユニオン(15人制)に転向し、昨年オーストラリア代表“ワラビーズ”デビューを飾ったワラターズのジョセフ=アウクソ・スアリイが、2月14日の「スーパーラグビー・パシフィック(SR)2025」第1節ハイランダーズ戦に出場し、SR初キャップを獲得した。
3年500万豪ドル(約5億円)と報じられる大型契約で、リーグからユニオンに転向した21歳のスアリイ。2024年のオータム・ネーションズシリーズに出場し、先に初キャップを獲得したワラビーズでは主にアウトサイドCTBとしてプレーしていたが、ワラターズではFBのポジションを与えられた。
ハイランダーズ戦では67分の交代までプレーして印象的なランを見せ、37-36の勝利に貢献。個人としてゲインメーターは72mを記録した。オーストラリアラグビー協会のWEBサイト「RUGBY.COM.AU」はスアリイの「正直に言うと、(テストマッチより)SRの強度は高いと思います」とのコメントを紹介している。
「キーウィ(NZ人)が相手だったのでラグビーのレベルが高くて…とにかく勝てたことにほっとしています」
ワラビーズでは未経験のFBでのプレーについては、「何度かポジションを間違うこともあったけど、15番として試合を見ることを楽しめましたし、CTBとは違う視点で俯瞰することができました」と振り返っている。
「やるべきことは多いです。タックルが多いCTBに比べて走ることも多い。ハイスピードのランが多いので今後も走り込みをしないといけませんが、試合での感触はよかったです」
ワラターズは第2節が試合のないバイウィークとなり、2月28日の第3節ではアリアンツ・スタジアム(シドニー)でフィジアン・ドゥルアと対戦する。