■NTTリーグワンD1第8節・2月15日@スピアーズえどりくフィールド (東京)
【S東京ベイ 25-20 神戸S】
東京サントリーサンゴリアスとの引き分け後3連勝で3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、ホストスタジアムの「えどりく」に前節サンゴリアスに2点差で敗れた6位のコベルコ神戸スティーラーズを迎えた。
試合開始早々、ペナルティゴールでスティーラーズが3点を先制。16分にスピアーズもPGを決めて同点に追いついた直後の18分、スティーラーズはSOブリン・ガットランドの50:22キック成功で敵陣深くまで侵入すると、ラインアウトからHO松岡賢太が突破し、最後にパスを受けたLOジェラード・カウリートゥイオティが左中間でトライラインを越える。ブリン・ガットランドのコンバージョンも決まりスティーラーズが7点を勝ち越した。
ここから勢いが増したスティーラーズは28分に右サイドで体を当てながらWTBアタアタ・モエアキオラがトライゾーンにグラウンディングし追加点を奪う。さらに38分にはWTB船曳涼太が左サイドを一閃の加速で突破しトライ。スティーラーズが20-3のリードで前半を折り返す。
ハーフタイムでフロントロー3名を含む4選手を一気に入れ替え、巻き返しを図るスピアーズ。まずは後半3分に左サイドのスクラムから右に大きく展開し、WTBゲラード・ファンデンヒーファーがトライゾーンの右外にグラウンディング。続けて7分にはラインアウトから右のショートサイドを突破したCTBハラトア・ヴァイレアのパスを受けたSHブリン・ホールがトライ(G)を決め、5点差に迫った。(15-20)
その後も優位に立つスピアーズは、25分に敵陣深くで得たラインアウトからパスを受けたCTB立川理道が裏に抜けて左中間にトライ。SOバーナード・フォーリーのコンバージョンも決まり逆転に成功した。
32分にもPGでリードを広げたスピアーズが25-20で逆転勝利を収め、えどりくでの連勝記録を20に伸ばした。スティーラーズは敗れたものの、7点差以内の敗戦により勝ち点1を獲得している。
スピアーズのキャプテン、NO8ファウルア・マキシは17点ビハインドで迎えたハーフタイムを振り返り、「前半のことは忘れて目の前のことにフォーカスしようとして、上手くできたと思います」と逆転劇を生んだマインドの一端を明かした。