■NTTリーグワンD1第6節・2月1日@ヤマハスタジアム(静岡)
【東京SG 33-14 静岡BR】
序盤戦は5戦で1勝と苦しんだ東京サントリーサンゴリアスが、4勝1敗で好調だった静岡ブルーレヴズを敵地で破った。
今季初の連勝を飾った。
序盤は互いにノックフォワードを繰り返してこう着状態が続いたが、均衡を破ったのは守勢に回ることの多かったブルーレヴズだ。
前半20分、自陣ゴール前で粘りのディフェンスを見せると、左タッチライン際でのカウンターラックからすぐさま右に展開、WTBヴァレンス・テファレが約90メートルを走り切った。
しかし、以降は反則を重ねたことでサンゴリアスの猛攻を許した。
24分にHO堀越康介主将のトライで同点に追いつくと、ほとんどの時間を敵陣で過ごし、34分、39分とSO高本幹也の連続PGで13-7と勝ち越した。
ロースコアの前半とは一転、後半はスコアがよく動いた。
2分にはFB山口楓斗を起点としたカウンターアタックで最後はWTBマロ・ツイタマが抜け出す。ブルーレヴズが14-13と逆転した。
しかし、その5分後にはサンゴリアスが連続攻撃からNO8タマティ・イオアネがトライ。直後に自陣ゴール前まで迫られたが、これを粘り強いディフェンスで脱すると、相手のペナルティから再び敵陣へ。18分、SO高本が3本目のPGを沈めた。
22分には自陣から積極的にボールを動かし、持ち前のアタック力を見せる。オフロードを繋ぎ続け、28-14と大きくリードした。
さらに31分のトライでだめを押し、最終スコア33-14で快勝した。
サンゴリアスの小野晃征HCは「この試合に向けてメンバー、メンバー外関係なく全員がセームページ(同じ絵)で戦えるように、自分たちのやりたいテンポでアタックできるように準備してきたことが結果に繋がった」と勝因を語った。
一方、ブルーレヴズの藤井雄一郎監督は、敗因に16度犯したペナルティを挙げ、「しっかり修正して次の試合に臨みたい」とした。