NTTリーグワン ディビジョン1のトヨタヴェルブリッツは、元オーストラリア代表キャプテンのFL/NO8マイケル・フーパーがチームに加入することを1月20日に発表した。
マイケル・フーパーはシドニー出身の33歳。驚異的な運動量とスティールのスキルを持ち、国際舞台で活躍したプレーヤーだ。2012年、20歳のときにオーストラリア代表“ワラビーズ”で初出場後、2014年に23歳でワラビーズ史上最年少のキャプテンとなった。以降、2015・2019年のW杯に出場し、2023年7月9日の南アフリカ戦までに125キャップを重ねた。
2023年W杯のスコッド入りを逃した後はセブンズに転向し2024年パリ五輪へ出場を目指していたが、ここでも大会出場は叶わず昨年6月末に代表引退を発表していた。
クラブではスーパーラグビーのブランビーズ(2010-2012)、ワラターズ(2013-2023)でプレー。2020年度(トップリーグ2021)はトヨタ自動車ヴェルブリッツに所属し、10試合に出場した。ヴェルブリッツには4シーズンぶりの復帰となる。
オーストラリアのスポーツニュースサイト「Wide World of Sports」によると、2024-25シーズン限りの短期契約を締結したと報じられている。
加入にあたりフーパーは、「トヨタの皆さん、そしてスティーブ、この素晴らしい思い出が詰まったチームでプレーする機会をいただき、本当に感謝しています。この素晴らしいチームに貢献できることに、今からとてもワクワクしています。早くチームに合流できるのを楽しみにしています」とコメントしている。
トヨタVの後藤彰友GMは、「前回の所属時はコロナ禍のため、様々な制約がある中でしたが、ファンの方々を魅了するプレーで勝利に貢献してくれました。今回の加入では、試合でのパフォーマンスはもちろんのこと、近い将来、日本代表を担っていく若手選手達の育成にも貢献してもらいます。グランド内/外でのプロフェッショナルな言動とリーダーシップの発揮を期待しています」とフーパーに望む役割を述べている。