■NTTリーグワンD1第5節・1月18日@ヤマハスタジアム(静岡)
【静岡BR 34-28 BL東京】
ここまで3勝1敗の静岡ブルーレヴズが、4戦全勝の東芝ブレイブルーパス東京をホストゲームに迎えた。
立ち上がりにブレイブルーパスがスコアを動かす。トライゾーン目前まで攻め上がった前半4分、NO8リーチ マイケルとクロスする形でパスを受けたSOリッチー・モウンガが中央にトライ。FB松永拓朗がコンバージョンを難なく決めて7点を先制した。
追うブルーレヴズはスクラムで押し勝つと勢いをつける。10分にラインアウトモールをドライブさせて、インサイドを突いたSH北村瞬太郎がトライ。さらに20分にもトライライン前スクラムから、初先発のWTBヴァレンス ・テファレが右大外に飛び込んで逆転した。続く25分にも北村瞬太郎がブレイクダウンのスキを見てトライゾーンへ。SO家村健太のコンバージョンも決まり、ブルーレヴズが一挙に17点を重ねた。
ビハインドのブレイブルーパスは34分にFLシャノン・フリゼルの突進でトライ(G)を返し、17-14のブルーレヴズリードで前半を折り返した。
後半、互いにトライライン前まで攻め込む攻防を繰り広げた中、9分にブレイブルーパスのシャノン・フリゼルがブレイクダウンで倒れながら足でボールを蹴った不正がTMOで確認され、イエローカードを受ける。
数的有利のブルーレヴズはペナルティからのラインアウトモールで10分にトライ(G)。さらに15分にもモールの右のショートサイドを破ったヴァレンス ・テファレが2本目のトライを奪った。
20分にはブレイブルーパスが自陣トライゾーンの前で作ったラックのボールを、ブルーレヴズのCTBチャールズ・ピウタウが飛び越えてグラウンディングしたプレーがトライと認められた。(34-14)
残り20分で20点ビハインドとなったブレイブルーパスは、25分にCTBセタ・タマニバルが2人のタックルを受けながらトライラインを割ると、29分にもCTBロブ・トンプソンが相手守備陣を破って14点を返した。
残り10分で6点差まで迫られたブルーレヴズはここから盛り返す。ペナルティを誘いながらエリアを獲得し、トライライン手前でアタックを続ける。ラストプレーとなったペナルティのショットは外れたが、34-28で昨季8位のブルーレヴズが王者ブレイブルーパスを破った。ブルーレヴズはリーグワン発足後、4季目で初めてブレイブルーパスに勝利した。