■NTTリーグワンD1第4節・1月11日@岐阜メモリアルセンター 長良川競技場(岐阜)
【トヨタV 32-18 BR東京】
ここまで1分2敗で未勝利のトヨタヴェルブリッツと1勝2敗のリコーブラックラムズ東京が、フィールドに残雪がある長良川で対戦。ヴェルブリッツのアーロン・スミスとブラックラムズのTJ・ペレナラ、オールブラックスのレジェンドSHたちのリーグワンでの初めてマッチアップが実現した。
前半はビジターのブラックラムズが優位に立つ。6分のPGをSO中楠一期が通して、10分に9シェイプでボールを受けたNO8リアム・ギルの突破からFLマイケル・ストーバーグがセンターにトライ。コンバージョンも決めて10点のリードを奪った。
14分にヴェルブリッツのFBティアーン・ファルコンがイエローカードを受ける中、ブラックラムズは前進するも追加点は奪えない。ヴェルブリッツが攻め込む時間帯も作るが、TMOでのトライキャンセルもあり、前半はこのままスコアが動かず10-0のブラックラムズリードでハーフタイムを迎えた。
後半4分、ペナルティから得た敵陣深くのラインアウトから展開し、ヴェルブリッツのWTB髙橋汰地が右スミにトライを奪い追撃する。
ブラックラムズが8分にFB伊藤耕太郎のPGで3点を加えた後、12分にヴェルブリッツがキックカウンターから右サイドを破ってCTBニコラス・マクカランがトライ。続けて16分にWTB和田悠一郎が左サイドのトライゾーンに飛び込み、逆転に成功した。(15-13)
直後の20分、こぼれ球を拾ったブラックラムズのFB伊藤耕太郎が自陣から走りきるトライで再びリードを奪うが、31分にヴェルブリッツのFBティアーン・ファルコンの前方へのキックをCTBシオサイア・フィフィタがキャッチ、WTB髙橋汰地につないでトライ(G)をマークし再逆転した。(22-18)
終盤にかけてさらに攻勢をかけるヴェルブリッツ。38分にFBティアーン・ファルコンがPGを成功させると、直後のキックオフから相手ボールをインターセプトしたFLウィリアム・トゥポウが走り切るトライ(G)で試合を決定づけた。
最終スコアは32-18、ヴェルブリッツが4戦目にして今季の初勝利を手にした。3トライ差もつけたため、勝利の勝ち点4に加え1ポイントを得た。今季の戦績は1勝1分2敗の勝ち点9。
敗れたブラックラムズは1勝3敗、勝ち点は5で変わらず。