■NTTリーグワンD1第1節・12月22日@相模原ギオンスタジアム(神奈川)
【相模原DB 31-19 浦安DR】
昨季9位の三菱重工相模原ダイナボアーズが、ホストゲームでの開幕戦に今季D1に昇格した浦安D-Rocksを迎えた。
寒空に強風が吹くコンディションの相模原。前半開始から風上に立つ相模原DBがキックで効果的に得点を重ねる。前半6分、中盤で得たペナルティからショットをSOジェームス・グレイソンが決めて3点を先制すると、8分にもハーフウェイライン付近から放ったPGを沈めて6点のリードを奪った。
浦安DRは13分に近距離からSOオテレ・ブラックがPGを通して3点を返す。その後両チームが1本ずつPGを成功させて迎えた27分、相模原DBのLOウォルト・スティーンカンプのヘッドコンタクトが確認され、シンビンを受ける。
32分、数的有利の浦安DRはラインアウトを起点に余った左サイドでパスを受けたWTB石井魁がトライをマークし逆転に成功した。前半は11-9の浦安DRリードで終了した。
後半5分、相模原DBのWTBベン・ポルトリッジがシンビンとなり、再び数的不利に陥る。浦安DRは9分にPGを決めてリードを3点広げた。
ここからホスト・相模原DBが巻き返す。11分に左サイドのラッシュでCTBトニシオ・バイフが同点のトライを挙げると、21分にFBカート=リー・アレンゼがボールを持って加速し、一人を弾きながら逆転のトライをマークした。(19-14)
29分にはWTBベン・ポルトリッジが右サイドをスピードで切り裂いてゴールラインを割り、33分にもSHジャック ・ストラトンの裏へのキックからNO8ジャクソン・ヘモポがトライ(G)を重ね、相模原DBが17点のリードを奪った。(31-14)
試合終了間際に浦安DRのCTBシェーン・ゲイツにトライを許してボーナスポイントは失ったが、トータルスコア31-19で相模原DBが開幕戦で勝利を収め勝点4を得た。
決勝点となる逆転トライを決めた相模原DBのカート=リー・アレンゼは「練習の成果が出た。皆が役割を果たしたことでスペースができました」とチームで勝ち取った得点であることを強調した。