7人制ラグビー(セブンズ)最高峰のワールドシリーズ「HSBC SVNS 2025」の第2戦、南アフリカ・ケープタウン大会が12月7・8日におこなわれた。女子日本代表“サクラセブンズ”は1日目のプールBでは1勝1敗で2位となり、進出した2日目の5位決定戦トーナメントでは準々決勝ではアイルランドに勝利したが、決勝ではカナダに敗れ6位となった。
1日目は3チーム×4プールの予選ラウンドで日本はプールBに入った。初戦の中国戦は前半ラストプレーで三枝千晃がトライ(永田花菜のG成功)を取り切り7点リードでハーフタイムを迎えた。後半4分に岡元涼葉のトライと(内海春菜子のG成功)で7点を追加した後、1トライ1ゴールを返されたが14-7で勝利した。
続くニュージーランド戦は試合開始直後に2トライを奪われるが、前半4分に自陣でラインブレイクした永田花菜のトライで5点を返し、前半終了間際に相手を振り切った内海春菜子がトライとコンバージョンを決めて12-10のリードでハーフタイムを迎えた。
後半1分にトライとコンバージョンで逆転を許すと、さらに7分にもトライを与え、最終スコア12-22で敗れた。プールステージの戦績は1勝1敗、2位で2日目のトーナメントに進んだ。
各プールの2位チームで競う5位決定戦の準決勝はプールCで1勝1敗のアイルランドと対戦。前半1分に中盤でアイルランドから奪ったボールを左に展開し、吉野舞祐が先制トライ。(内海春菜子のG成功)続けて3分にセンタースクラムから右サイドでゴールラインを割った大谷芽生のトライで12点を先取した。5分に1トライを返されたが、7分に敵陣でラインブレイクした内海春菜子が中央にグラウンディング、自らコンバージョンを沈めて前半は19-5のリードで折り返した。
後半開始直後に1トライ1ゴールを返されるが、後半2分にクロスでの突破で自陣から走り切った大谷芽生の2本目のトライ(G)でリードを保つ。ここから2トライを許すが、逃げ切った日本が最終スコア26-22でアイルランドを下した。
5位決定戦の決勝ではカナダと対戦。前半4分に左サイドにスペースを作られて先制トライを奪われると、永田花菜がシンビンを受けた後の9分にトライとゴールを献上し0-12でハーフタイムを迎えた。
数的不利が続く日本は後半2分にも左サイドを破られてトライを許す。6分に右サイドを突破した吉野舞祐のトライと内海春菜子のコンバージョンで7点を返したが、ラストプレーでカナダがトライをマークし、日本は最終スコア7-22で敗れた。
ドバイ大会から順位を1つ上げて6位となった日本は10ポイントを加算し、シリーズ通算18ポイントで6位につけている。ケープタウン大会で女子はニュージーランド、男子は南アフリカが優勝した。次戦のオーストラリア・パース大会は来年1月24〜26日におこなわれる。