12月21日の開幕を控えるリーグワンのイベント、「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25開幕前メディアカンファレンス」が9日に東京都内でおこなわれた。会場ではディビジョン1からディビジョン3までの全26チームの代表選手が、約30名のファンと報道陣の前に登場した。
冒頭で一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンの玉塚元一理事長が登壇。2022シーズンに始動したリーグワンは今季より“世界最高への前進”をテーマにしたフェーズ2に入る。現在も各国の代表選手が集うラグビーの競技レベルと、事業規模約600億円で世界一とされるフランス・TOP14に次ぐ昨季約450億円のリーグワン全体の事業規模の領域で「世界最高になるための基盤を作る」とし、「ぜひ4シーズン目のご支援、応援をよろしくお願いします。ますます良いリーグにしていきたいと思います」と締めた。
今季よりD3に参入する3チーム、狭山セコムラガッツはFL飯田光紀、ヤクルトレビンズ戸田はSH多田潤平、ルリーロ福岡はFL西村光太が登場した。L戸田の多田は「全チームに負けたくない」としながらも、特に「昨年も戦ったルリーロさん、同じ埼玉の狭山さん」ら同期の新規参入組には負けられないと意気込んだ。
FL/NO8リーチ マイケルは昨季王者・東芝ブレイブルーパス東京で今季もキャプテンを務める。「“連覇する”という言葉を一切使わずに、もう一回チャンピオントロフィーにチャレンジする気持ちでやっていきたい」と今季にかけるマインドを示した。自チームの注目する選手にはLOワーナー・ディアンズを挙げ、「日本代表でも大活躍した。リーグワンでも楽しみにしています」と期待を寄せた。
2季連続でレギュラーシーズン1位をつかむもプレーオフ決勝で敗れた埼玉パナソニックワイルドナイツからはFL福井翔太が登場。宮崎合宿中のチームから単身ハードスケジュールでカンファレンスに参加したがコンディションは「めちゃめちゃいい感じです」と充実の様子。自身7季目のシーズンに向けては「2シーズンとも悔しい結果に終わったので絶対優勝したいという気持ちがありますし、そのためにも一戦一戦勝っていきたい」と“三度目の正直”への決意を示した。