一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンは「選手契約および登録に関する規程」を改訂し、期限付移籍と抹消選手の再登録に関するルールを設けた。合わせてアーリーエントリーに関する規程を明確化したことを12月3日に発表した。
リーグワンは11月28日に今後のリーグの方向性に関する方針を発表し、「上限3名の期限付き移籍」に関するルールを導入することを公言していた。今回[期限付移籍]を主旨とする第6条を設け、いわゆるレンタル移籍に関するルールを規程した。
リーグワンの中で両チームの合意があるケースに限り、他チームが契約する選手の追加登録が認められることになる。期限付移籍先チームは、同一シーズン中の期限付移籍選手を3名まで受け入れできる。ただし、各シーズン4月以降は、新たに期限付移籍によって受け入れできる選手数が1名のみとなる。
期限付移籍した選手の出場ルールは、追加登録の規程と同じく全会員チームに通知後14日目以降に開催される公式試合から出場することができる。またプレーオフトーナメントまたは入替戦に出場しようとする場合、移籍先のチームで1回はリーグ戦または理事会が別途定める試合に出場していなければならない、という規程となった。
期限付移籍の対象選手は、カテゴリやポジションなどの制限は設けない。また期限付移籍後の同一シーズン中は移籍元のチームに戻ることはできない。なお当該選手の期限付移籍はシーズン中1回限りとなる。
また[選手の追加登録]を主旨とする条文を改訂し、第12条に定めた。カテゴリBまたはCの選手は、同一シーズン中2名まで一度登録抹消した選手を再登録することができる。登録抹消の理由は、現行ルール通り負傷または病気のみ認められる。
カテゴリB・Cの枠が増えるわけではないため、再登録をする場合は、代わりに登録されていた選手を登録抹消しなければならない。この場合、代わりに登録されていた選手以外と入れ替えることはできない。
さらに第12条にアーリーエントリーに関する規程を設け、運用上の変更はないが選手登録の手続きを明確化した。「選手契約および登録に関する規程」は11月29日に改正されている。