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【全国大学選手権】福工大が3回戦進出。39-32で環太平洋大破る。

2024.12.01

貴重な2トライを挙げた福工大WTB廣瀬幹太(Ⓒ Hiroaki.UENO)

3年連続で3回戦進出を決めた福工大(Ⓒ Hiroaki.UENO)

 第61回全国大学選手権の2回戦が11月30日に博多の森陸上競技場でおこなわれ、福工大が39-32で環太平洋大を破った。
 3年連続の3回戦進出を果たした。

 最後まで勝敗の分からない接戦だった。前半にリードを奪ったのは福工大だ。
 先制トライは開始4分。SO山口翔永がインターセプトからそのままインゴールに入った。

 直後にSO前坂梨空の40㍍PGで7-3とされるも、13分にCTB時任凛空のPG、14分にWTB廣瀬幹太が抜け出し、17-3とリードを広げた。

 その後は環太平洋大が留学生の突破力を活かしたアタックで、33分までに18-20と2点差まで迫る。
 しかし、福工大も前半終了間際にトライを挙げて、27-18でハーフタイムを迎えた。

 後半も点の取り合いは続いた。
 先にスコアしたのは環太平洋大。3分にタップからの速攻でLOソロモネ・タイレルが2トライ目を挙げ、再び2点差とする。

 以降は福工大がボールポゼッション高く攻め続けたが、なかなかスコアできず。それでも粘り強いアタックでようやく追加点を挙げたのは26分だ。
 相手の落球を拾ったWTB廣瀬が一気にギアを上げ、自陣から走り切った。

 25-32とされた、環太平洋大の反撃は後半終了間際。一度はグラウンディングを阻まれるも、相手のペナルティから再びゴール前に迫りドライビングモールを押し込んだ。ゴールも決まり、ついに同点に追いつく。

 しかし、ドラマはこれで終わらなかった。アグレッシブに展開した福工大のアタックはロスタイムにも衰えず、テンポ良くボールを繋ぐ。
 最後はWTB讃井良太がゴールラインを越え、歓喜の瞬間を迎えた。

 東北・北陸・中国・四国地区代表として2年ぶり2回目の出場を果たした環太平洋は、1回戦で八戸学院大を82-17で破ったが、初の3回戦進出とはならなかった。

<次戦日程>
・12月14日(土)福岡工業大vs近畿大@和歌山・紀三井寺

前半33分にトライを挙げた環太平洋大LO西本陽(Ⓒ Hiroaki.UENO)
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