■関西大学Aリーグ・11月30日@花園Ⅱ
【同志社大 39-38 摂南大】
勝てば入替戦回避の可能性が高まる同志社大と摂南大の一戦は、最後までスコアの競った展開となった。
試合の主導権を長く握ったのは同志社大。特に立ち上がりにスコアを重ねた。
前半3分にLO寺北亘佑主将のトライで幸先よく先制すると、8分にPG、13分には50:22キックからモールを押し込み、17-0と大きくリードを奪った。
しかし、アタックに長けた摂南大は、FB木田匡哉やCTB公文毅京らランなどで猛追。20分、23分、35分と3連続トライで19-17と逆転した。
以降は互いにトライを挙げ、後半5分までに19-22、26-22とスコアが動く。
4点を追う同志社大の追加点は9分だ。この日はゴール前に持ち込めばFWが地上戦を確実に制した。
その3分後にはCTB森岡蒼良が自陣からラインブレイク、フェーズを重ねて自らインゴールへ。18分にも自陣からバックドアを駆使しながら大きく展開、右サイドを攻略した。39-26と大きくリードを広げた。
しかし、簡単には勝たせてくれない。互いに20分近くスコアできずに迎えた終盤は、摂南大がモメンタムを生んだ。
こちらも自陣からアタックを繋ぎ、CTB嶋本大賀ゲーム主将のトライで8点差とすると、試合終了間際にもモール押し込み、1点差まで迫る。しかし、ラストアタックはHO長島幸汰を起点としたカウンターラックに阻まれ、39-38でノーサイドの笛が鳴った。
<次戦日程>
・12月14日(土)摂南大vsB2位@天理親里 *入替戦
■関西大学Aリーグ・11月30日@花園Ⅱ
【立命館大 38-8 関西大】
勝てば入替戦回避が決まる関西大は、先に攻撃権を得て敵陣22内に侵入。前半7分、SO立石和馬のPGで先制した。
しかし、以降は幾度も敵陣ゴール前に迫りながらミスや相手の堅守にトライを取り切れない。
逆に立命館大はコンスタントにスコアを重ねた。
13分にFL榎本匡志のトライで逆転すると、自陣ゴール前のピンチにはLO鈴木孝昌がラインアウトでスチール。31分にモールを押し込み追加点を挙げた。
インゴール内でのグラウンディングを防ぎ、直後に落球も誘った前半終了間際には、自陣からFB樋川蔵人が仕掛ける。SO山下真之介主将のトライに繋げた。
19-3で迎えた後半も、立命館大は攻め手を緩めなかった。
9分、連続攻撃からFB樋川のトライで24-3に。ターンオーバーからの速攻で17分、39分とダメを押した。
ロスタイムに関西大が意地のトライを挙げるも、38-8でノーサイド。
これにより、3勝4敗で勝ち点15とした立命館大が5位、6節の初勝利から連勝した同志社大が勝ち点8の6位で入替戦を回避し、1勝6敗の摂南大、関西大がそれぞれ勝ち点6、5で7位、8位として入替戦に回った。
<次戦日程>
・12月14日(土)関西大vsB1位@天理親里 *入替戦