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【関東大学対抗戦】帝京大、最終戦を大勝で締めくくる。選手権に向け「タイトルを取りに行く」と青木主将

2024.11.30

効果的なキック、的確な判断で快勝に導いた帝京大SO本橋尭也(撮影:長岡洋幸)



 関東大学対抗戦はいよいよ今週末が最終節。11月30日の秩父宮ラグビー場では大学選手権3連覇中の帝京大が筑波大と対戦し、80-0の完勝を収めた。

 2週前の明治大戦に48-28で快勝した帝京は、この日もその勢いを持続して序盤から主導権を握った。まずは開始7分、相手陣22㍍線内での連続攻撃からWTB生田弦己が抜け出し最初のトライを挙げると、16分には左サイドでラインアウトモールを一気に押しきって14-0とリードを広げる。

 その後もコンタクト局面を力強く支配し、ポゼッション、テリトリーとも筑波を圧倒。24分にWTB日隈太陽、28分にWTB生田、35分にSO本橋尭也、41分にはラインアウトモールからFL森元一気と次々にトライを重ね、前半だけで40-0と大量リードを奪った。

 後半もゲームの流れは変わらず、帝京が持ち味の推進力を存分に発揮して狙い通りにトライを重ねる。

 開始直後にFL青木恵斗キャプテンのオフロードからWTB日隈がインゴールへ走り抜けると、8分にはラインアウトモールでNO8グアイニ優人がフィニッシュ。さらに19分、23分、36分、38分と立て続けにゴールラインを越えて点差を拡大する。

 スコアが開いても高い集中力を保ち続け、最後まで筑波にほとんどチャンスらしいチャンスを作らせず。余裕たっぷりの試合運びでフルタイムを迎えた。

 前後半合わせて12トライを奪うとともに、スピードランナーがそろう筑波大を0点に抑える大勝で今季対抗戦を締めくくった帝京大。対抗戦優勝の可能性は事実上なくなっているものの、大学選手権に向け急速にチーム力が高まっていることを強く印象づけた。

「早稲田戦に負けたことで自分たちの形が明確になり、強みを再認識できた。大学選手権でタイトルを取りに行きたい」とはFL青木キャプテン。4連覇をかけて挑む大学選手権に向け、あらためて強い意気込みを口にした。

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