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【国際親善試合】埼玉ワイルドナイツ、レッズと3度目の対戦で初勝利ならず。豪州留学の竹山晃暉は「前半は空回り」と悔やむ。

2024.11.04

ゲームキャプテンを務めた埼玉WKのエセイ・ハアンガナ(©2024 Panasonic Sports Co.,Ltd.)

■グローバルラグビーフェスタ2024・11月4日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【レッズ 42-28 埼玉WK】

 埼玉パナソニックワイルドナイツがパートナーシップ契約を締結するスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア・クイーンズランド)とプレシーズンに3年連続で対戦している。
 熊谷での開催は2022年以来2年ぶり、昨年は埼玉WKがクイーンズランドに遠征したが、未だに勝利をあげられていない。レッズはスーパーラグビー・パシフィック2024のレギュラーシーズンで12チーム中5位だった。

 前半4分、敵陣22mライン内に侵入したレッズが左中間を陥れ、LOライアン・スミスのトライとSOトム・ライナーのコンバージョンで7点を先制する。続けて6分にもトム・ライナーのキックカウンターによるゲインからWTBフロイド・オーブリーがトライ(G成功)。レッズが早々に14点を重ねた。

 ゲームホスト、埼玉WKのファーストスコアは22分、左大外でボールを受けたWTB丹治辰碩が内へ切り返し、一度は倒れながらもインゴールへ辿り着きトライ。SO山沢京平のコンバージョンも決まり、7点を返した。

 ここから互いに1トライ1ゴールずつ決めた後、41分にレッズがPGを沈め、24-14のレッズリードでハーフタイムに入った。

 後半6分、レッズのWTBフロイド・オーブリーがインゴールへのキックパスに反応し、この試合2本目のトライ(G)でリードを17点に広げるが、埼玉WKは9分のオッキー・バーナードのトライ(G)と19分の竹山晃暉のトライ(G)で3点差まで迫る。

 しかしレッズが26分に左大外への展開からWTBヘレマイア・マレーがトライをマークしてリードを広げると、その後も2本のPGを決めて最終スコア42-28で勝利を掴んだ。

 シーズンオフにキャンベラのバイキングスに留学していた竹山晃暉は、同じオーストラリアのチームとの対戦を楽しみにしていたが故に「前半は空回りしてしまった」と振り返り、悔恨の念を口にした。一方で後半に切り替えができた自身のメンタル面について一定の手応えを語った。

 今年、「子どもの頃からの夢」と語るオーストラリア代表“ワラビーズ”のデビューを飾ったレッズのHOジョシュ・ナッサーは非常にタフな戦いだったと振り返った。後半に一時3点差まで迫られた埼玉WKについては「フィジカルで速いチーム」と評価した。

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