静岡ブルーレヴズは10月25日、11月からおこなわれる毎年恒例の延岡キャンプの日程を発表し、同キャンプにジェイミー・ジョセフ前・日本代表HCと、元NZ代表(84キャップ)でかつてコベルコ神戸スティーラーズにも在籍したベン・スミス氏がスポットコーチとして帯同すると明かした。
宮崎の延岡市でおこなう強化合宿は、11月1日から10日までの10日間で実施される。
チーム始動からここまでディフェンスを主に強化してきたチームは、この合宿から本格的にアタックに着手する予定だ。
ジョセフ氏は2023年のW杯を最後に日本代表HCを退任。その後は古巣のハイランダーズに戻り、「ヘッド・オブ・ラグビー」を務めていたが、今季(2024-25シーズン)より2015年以来となるHCに復帰している。
スミス氏はハイランダーズで史上2番目に多い153キャップを獲得。ジョセフ氏が同チームのHCとして2015年のスーパーラグビー初制覇に導いた時の共同キャプテンのひとりだった。
2022年に神戸でのプレーを終えて現役を退くと、同年にオタゴのスタッフを経てハイランダーズのマネジメントチームの一員となり、グラウンドではバックスリーのカウンターアタックにフォーカスして週に2回指導しているという。
ブルーレヴズの藤井雄一郎監督は、日本代表HCのジョセフ氏をナショナルチームディレクターとして支え、サニックス時代から親交が深い。
長谷川慎アシスタントコーチ、ジョン・ドネヒュー アシスタントコーチ、アダム・キーン ヘッドS&Cコーチ、吉水奈翁通訳、中村彰チームマネージャーもかつての日本代表のコーチングスタッフ。さながらジェイミー・ジャパン再結成だ。
なお、同キャンプでは延岡市内の小中学生を代表としたラグビークリニック(11月9日)の開催も予定している。