7人制ラグビー(セブンズ)の男子アメリカ代表として2度の世界最優秀選手に輝いたペリー・ベイカーが、日本時間10月15日に自身のSNSで現役引退を発表した。
ペリー・ベイカーはフロリダ州デートナビーチ出身の38歳。アメリカンフットボール・NFLのフィラデルフィア・イーグルスと契約後のメディカルチェックで半月板損傷が見つかるという憂き目に逢った後にラグビーに転向。
2014年、28歳でワールドラグビーセブンズシリーズでアメリカ代表としてデビューを飾り、2015-16シーズンではシリーズ2位となる48トライを記録した。2017・2018年に2年連続でセブンズの世界最優秀選手に選出され、時速40キロ以上の走力で“スピードスティック”の異名を持つセブンズの象徴的なプレーヤーとなる。オリンピックには2016リオ、2020東京と今夏の2024パリの3大会に背番号「11」を着用し出場した。
ベイカーはinstagramアカウントで背番号11のジャージーとワールドラグビーセブンズシリーズでファンの声援に応える自身のバックショットを投稿。冒頭で「アメリカ男子セブンズ代表として最高の10年間を過ごしてきた。自分の人生の多くを形作ってきたきたゲームから離れる時が来た」綴り、家族、チームメイト、ファン、そしてラグビーという競技への感謝のメッセージを添えた。
「これから何が起こるか、そしてこの素晴らしいスポーツにどう恩返しをし続けられるかにワクワクしている」とも記し、引退後もラグビーへ関わり続けることを示唆した。