日本代表の合宿3日目となる15日、FW陣は浦安Dパークでトレーニングを実施。この日の練習は一般にも公開され、多くのファンが見守る中で熱のこもったセッションが繰り広げられた。
約2時間にわたっておこなわれたトレーニングでもっとも熱気を帯びたのは、浦安D-Rocksとのセットピースのライブセッションだ。お互いにメンバーを入れ替えつつ、エリアや攻守のシチュエーションを変えながら進められ、気迫がにじむバトルを展開。実戦形式で感触を確かめるとともに、連携や動作を入念にチェックした。
ラインアウトでは日本代表がボールキープ、モールとも優位に立った印象だったが、スクラムではD-Rocksが押し込むシーンもしばしば。日本代表も本数を重ねるにつれて徐々に対応力を示し、お互いにとって意義のあるセッションとなったようだった。
練習後、囲み取材に応じたPR竹内柊平は、自身の所属チームでもあるD-Rocksのメンバーを「今日に向けてすごくフォーカスしていた」と語り、「最後は僕らもいい形で組めましたが、NZ相手には絶対にこちらがファーストパンチを打たなきゃいけない。そこは意識していきたい」とコメント。FL下川甲嗣も「この2日間、いいところも悪いところもあって、いいレビューができるセッションになりました」と、前日の横浜キヤノンイーグルスとのトレーニングに続くライブセッションの機会に感謝の言葉を口にした。
なおFW陣はこの日の午後に宮崎へ移動。先に宮崎入りしているBK陣と合流し、チーム全体で10月26日のNZ戦に向けた準備に入る。