ラグビーリパブリック

日本代表、FW陣の合宿初日トレーニングを公開。LOディアンズは母国NZを「狙えるところがある」と分析。

2024.10.13

LOワーナー・ディアンズ(左)とHO坂手淳史(撮影:編集部)

 2024年最後の国内テストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2024」ニュージーランド代表“オールブラックス”戦およびヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー2024」でのフランス、ウルグアイ、イングランドとの対戦を控える日本代表が10月13日に合宿をスタートさせた。

 10月13日から27日にかけて組まれる合宿は、15日まではFW陣は関東、BK陣は宮崎に分かれ、その後16日から宮崎でFW・BKが合流する。13日、千葉県内でFWのトレーニングが報道陣に公開された。
 始動日ということもあり、動きの確認を中心とした内容のトレーニングメニューが組まれた。セットピースの重点強化を目的とする中、ラインアウト、スクラムでセットを組み、動きを合わせていた。

 トレーニング終了後、22歳ながら現スコッドのFW陣では3番目に多い18キャップの試合出場記録を持つLOワーナー・ディアンズが取材に応えた。
 ニュージーランド出身のディアンズは2022年10月29日のオールブラックス戦(●31-38・国立競技場)に出場し、テストマッチ初トライをマークするなど鮮烈な印象を残した。出場すれば2度目の対戦となる10月26日のオールブラックス戦を「楽しみ」と話しており、母国の英雄たちに対しても過度なリスペクトは抱いていないようだ。
 今年からスコット・ロバートソンHCが指揮を執るオールブラックスのプレースタイルについては「狙えるところがある」と分析。キックカウンターなどの場面で“超速ラグビー”の強みを発揮でればチャンスがあるとの考えを示した。

 続いて登場した、FW陣で最多の46キャップを持つHO坂手淳史は、「この1週間を有意義なものにしたい」と今後の合宿での意気込みを示した。今後迎える4試合に向けては「自分たちの形を見えるように、やりたいことが出せるように」チームを仕上げる必要性を語った。
 パシフィックネーションズカップのプールBアメリカ戦(9月7日・○41-24・熊谷ラグビー場)で右膝を負傷して以来の日本代表活動復帰となるが、約1か月かけてリハビリに取り組んできた。まだ状態は100%ではないようだが、今後トレーニングを重ねる中で状態を仕上げていくという。

ボールを持つFL/NO8姫野和樹とフォローに走るPR木村星南(撮影:編集部)
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