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【関東大学リーグ戦】法政大が粘る立正大を抑えて34-19で勝利。

2024.10.13

プレーヤーオブザマッチの法政大NO8宮下晃毅。ステップワークと力強さで密集の核となりBKへボールを供給した(撮影:長岡洋幸)

■関東大学リーグ戦1部・10月13日@法政大学グラウンド
【法政大 34-19 立正大】

 ここまで3試合を戦い、2勝1敗の法政大と1勝2敗の立正大との対戦。前半、法政大が主導権を握る。キックで攻める立正大に対し、「準備してきたことが実行できた」と主将のSO金侑悟が振り返ったとおり、チーム全員が落ち着いて対応した。蹴り上げられたボールを確実にキャッチ、SO金が自在なキックで応戦する。

 対する立正大は、蹴り返されるキックに対して受けに回ってしまい、出足が遅く、プレッシャーをかけることができない。法政大は、BKのスピードある展開で相手ディフェンスのペナルティを誘い、ゴール前でのセットプレーからのボールを確実にトライへ繋げる。ペナルティゴール1本と2トライ(ゴール成功)を決めて17-0で前半を終えた。

 後半も法政大がたたみかける。4分にはキックチェイスから得たボールをオープンに展開してFB北川拓来がトライ。その3分後には敵陣ゴール直前で得たペナルティからクイックスタート、LO細川幹太が縦を突きインゴールへ。31-0と突き放した。

 だが、ここから立正大が反撃する。激しいタックルで相手のペナルティを誘い、ペナルティキックから得たボールをFLヴィリケサ・リモリモが相手ディフェンスを蹴散らしながら突進、サポートに入ったFL八木崇太がインゴールへ。後半11分のこのトライを皮切りに、23分、28分に2トライを重ねて19-31 とする。

 法政大はディフェンスで激しいプレッシャーをかけ続けていたものの、徐々に足が止まってきた隙をパワーでこじ開けられた形だ。だが終了間際、立正大が自陣ゴール前のディフェンスで痛恨のペナルティ。法政大はPGで3点を得て34-19とする。ロスタイムの6分間、あきらめずに攻め続けた立正大が一度はインゴールに迫ったが、ノックオンでトライには至らず。ノーサイドとなった。

 立正大主将の八木は「キックの処理のミスで自陣に入られてしまうことが多く、トライを取り切る力も足りていない。これから勝ち点を一つでも多く重ねるために、修正していきたいです」とコメント。
 法政大の新宮孝行監督は「ラスト20分に足が止まり、集中力も切れていたのが課題です。全国への道をつなげていくために、その部分に注力して練習を重ねていきたいと思います」と試合を振り返った。

強力なボールキャリーでデイフェンスを突破し何度もトライチャンスをつくった立正大のFLヴィリケサ・リモリモ(撮影:長岡洋幸)

<次戦日程>
・10月27日(日)法政大 vs 流経大@八王子市・上柚木市公園陸上競技場
・10月27日(日)立正大 vs 日大@八王子市・上柚木市公園陸上競技場

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