■関東大学リーグ戦1部・10月13日@法政大学グラウンド
【法政大 34-19 立正大】
ここまで3試合を戦い、2勝1敗の法政大と1勝2敗の立正大との対戦。前半、法政大が主導権を握る。キックで攻める立正大に対し、「準備してきたことが実行できた」と主将のSO金侑悟が振り返ったとおり、チーム全員が落ち着いて対応した。蹴り上げられたボールを確実にキャッチ、SO金が自在なキックで応戦する。
対する立正大は、蹴り返されるキックに対して受けに回ってしまい、出足が遅く、プレッシャーをかけることができない。法政大は、BKのスピードある展開で相手ディフェンスのペナルティを誘い、ゴール前でのセットプレーからのボールを確実にトライへ繋げる。ペナルティゴール1本と2トライ(ゴール成功)を決めて17-0で前半を終えた。
後半も法政大がたたみかける。4分にはキックチェイスから得たボールをオープンに展開してFB北川拓来がトライ。その3分後には敵陣ゴール直前で得たペナルティからクイックスタート、LO細川幹太が縦を突きインゴールへ。31-0と突き放した。
だが、ここから立正大が反撃する。激しいタックルで相手のペナルティを誘い、ペナルティキックから得たボールをFLヴィリケサ・リモリモが相手ディフェンスを蹴散らしながら突進、サポートに入ったFL八木崇太がインゴールへ。後半11分のこのトライを皮切りに、23分、28分に2トライを重ねて19-31 とする。
法政大はディフェンスで激しいプレッシャーをかけ続けていたものの、徐々に足が止まってきた隙をパワーでこじ開けられた形だ。だが終了間際、立正大が自陣ゴール前のディフェンスで痛恨のペナルティ。法政大はPGで3点を得て34-19とする。ロスタイムの6分間、あきらめずに攻め続けた立正大が一度はインゴールに迫ったが、ノックオンでトライには至らず。ノーサイドとなった。
立正大主将の八木は「キックの処理のミスで自陣に入られてしまうことが多く、トライを取り切る力も足りていない。これから勝ち点を一つでも多く重ねるために、修正していきたいです」とコメント。
法政大の新宮孝行監督は「ラスト20分に足が止まり、集中力も切れていたのが課題です。全国への道をつなげていくために、その部分に注力して練習を重ねていきたいと思います」と試合を振り返った。
<次戦日程>
・10月27日(日)法政大 vs 流経大@八王子市・上柚木市公園陸上競技場
・10月27日(日)立正大 vs 日大@八王子市・上柚木市公園陸上競技場